1日に行われたチャンピオンズリーグ・グループA第2節、アトレティコ・マドリー対ユヴェントスの一戦は、1-0でホームのアトレティコが勝利を収めた。
初戦でオリンピアコスに敗れ、ホームで白星が必要なアトレティコは、ガビが間に合わず。サウールがスタメンに名を連ねた。一方、マルメ相手に好発進したユヴェントスは、ベテランのエブラが左サイドで先発。前線は再びテベスとジョレンテのコンビとなり、モラタはベンチスタートとなった。
前半は両チームが激しいチェックでつぶし合う展開。13分にはボヌッチが空中戦でマンジュキッチに対してひじを入れ、イエローカードを出される。鼻骨骨折でフェイスガードをつけていたマンジュキッチだが、この直後にフェイスガードを取って気迫を見せつけた。
20分には、そのマンジュキッチが深い位置からヒールでつなごうとし、ビダルのハンドを誘ったとアピールするが、主審の笛は鳴らない。
マンジュキッチは25分にもチャンス。高い位置でアトレティコがビダルからボールを奪うと、最後はペナルティーアークからマンジュキッチが右足で狙うが、シュートはGKブッフォンに阻まれた。
一方のユヴェントスはチャンスをつくることができず。33分にはポグバがペナルティーエリア外から狙うが、シュートは枠をとらえない。結局、前半はスコアレスのまま終了の笛を迎える。
後半に入ってもこう着状態が続き、シメオネ監督は53分、サウールに代えてグリーズマンを投入する。58分には、トゥランのシュート性のクロスから、ボールがカセレスの腕に当たるが、ここもPKのホイッスルは鳴らなかった。
ユヴェントスを押し込み、インテンシティーを出して攻め続けながら、なかなか決定機につなげられないアトレティコだったが、74分についにゴールをこじ開ける。右からフアンフランがクロスを入れると、中のマンジュキッチには合わなかったが、その背後に飛び込んだトゥランが流し込んだ。
ビハインドを背負ったアッレグリ監督は、78分にカセレスを下げてペレイラを投入。4バックにシフトチェンジする。80分にはリヒトシュタイナーの折り返しがラウール・ガルシアのあわやオウンゴールをという場面につながるが、ボールはポストに当たってユーヴェの得点には至らず。
アッレグリ監督はビダルに代えてモラタ、リヒトシュタイナーを下げてジョヴィンコと、少ない時間でアタッカーを投入するが、結局追いつくことはできず。今季の公式戦で初の黒星を喫した。
なお、同グループのマルメ対オリンピアコスの一戦は、2-0でホームのマルメが勝利した。この結果、グループAは勝ち点3で全4チームが並ぶ混戦模様となっている。
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