昨季ファイナリストのアトレティコ、敵地で黒星発進

16日に行われたチャンピオンズリーグ・グループA第1節、オリンピアコス対アトレティコ・マドリーの一戦は、3－2でホームのオリンピアコスが勝利を収めた。

昨季のファイナリストをホームに迎えたオリンピアコスは、13分に先制点を奪う。ショートコーナーからつないだボールを、マスアクがペナルティーエリア外からシュートすると、鋭い弾道のボールがゴール隅へと突き刺さった。

さらにオリンピアコスは31分、左サイドを突破したA・ドミンゲスがグラウンダーで中央に送ると、ミトログルのスルーが失敗したかに思われたが、アトレティコ守備陣がクリアし切れず。こぼれ球を拾ったアフェライが決め、リードを2点に広げる。

だが、アトレティコも38分、アンサルディの左クロスに、マンジュキッチが頭で合わせて2－1。1点差として前半を終える。

後半に入って56分、ガビに代えてグリーズマンを投入したアトレティコは、60分、62分と立て続けにそのグリーズマンがチャンスを手にする。だが、シュートをGKロベルトに阻まれ、追いつくことができない。

すると73分、右サイドを突破したカサミがクロスを入れると、ペナルティーエリア内で受けたミトログルが、反転からの素早いシュートで3点目を奪取。オリンピアコスが再び突き放す。

アトレティコは終盤の86分、右サイドからコケが入れたクロスに、グリーズマンが合わせ、またも1点差へと詰め寄る。だが、反撃もここまで。敵地で手痛い黒星を喫した。次節のホームでのユヴェントス戦は、アトレティコにとって重要な一戦となりそうだ。