アトレティコ・マドリーは今夏での補強を円滑に進めるため、ベンフィカGKヤン・オブラク獲得を円満な形で実現することを目指している模様だ。スペイン『マルカ』が報じている。
チェルシーに復帰するGKティボ・クルトワの後釜確保を目指すアトレティコだが、オブラクの獲得交渉は難航している。アトレティコはオブラクの契約解除金1600万ユーロを支払う用意があるものの、ベンフィカは売却を頑なに拒否。スロベニアGKが解除金を支払えば移籍は成立するものの、一方的な契約解消は2週間にも及ぶプロセスを踏む必要性もあり、アトレティコはクラブ間合意に達することを目指し続けている。
アトレティコがベンフィカとの友好関係の維持を目指す理由は、その後の補強方針にも関連している。アトレティコはFWアドリアン・ロペスのポルト移籍が決定的となった状況で、同選手とFWダビド・ビジャの穴を埋めるストライカー及びトップ下の2選手を獲得する方針だが、その最有力候補がFWロドリゴ、MFニコラス・ガイタンとベンフィカ所属の2選手となっているためだ。アトレティコは両選手獲得のため、レンタルによって昨季をベンフィカで過ごしたDFシルビオ・ペレイラ、昨夏にサンテティエンヌから獲得したMFジョシュア・ギラボギの譲渡をベンフィカに提案する意向と見られている。
なおアトレティコは以上のポジションの選手を引き入れた後、可能であればボランチに1選手を加えて、今夏の補強を終了する予定となっている。
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