クルトワにケイラー・ナバス、リーガを代表する2人の守護神がW杯に別れ

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バルセロナのブラジル代表FWネイマール、R・マドリードのアルゼンチン代表MFディ・マリアと、リーガ・エスパニョーラ屈指のアタッカーが相次ぎ負傷のアクシデントに見舞われたFIFAワールドカップ(W杯)準々決勝。それでも両代表が準決勝に駒を進めた一方で、リーグを代表する守護神であるA・マドリードのベルギー代表GKクルトワとレバンテのコスタリカ代表GKケイラー・ナバスが大会に別れを告げた。

ベルギー代表は、グループリーグから決勝トーナメント1回戦まで4連勝を飾ったものの、準々決勝ではアルゼンチン代表に0‐1で惜敗。自身が出場した公式戦での無敗記録も21試合でストップしたクルトワは、「自分達が有利と見られていた試合は全て勝つことができた」と大会を振り返りながらも、優勝候補の一角であるアルゼンチン代表を前にチームが力を出し切れなかったことを悔やんだ。

「もう少し何かできたと思っているので、本当に残念だし落ち込んでいる。彼らは序盤から試合を支配し、早い時間帯に先制できたことでリズムを掴んだ。一方、僕らは自分達のプレーができず、相手のペナルティエリアまでなかなか入って行けなかった。また、終盤になってロングボールを駆使してゴールを目指したものの、幸運には恵まれなかった」

クルトワはまた、アルゼンチン代表の大黒柱であるバルセロナのFWメッシとの試合終盤の1対1を制したことよりも、ナポリのFWイグアインにファインゴールを決められたことを嘆いた。

「メッシは止めたが、イグアインは止められなかった。あの場面、彼は自分のところにちょうど落ちてきたルーズボールを高い技術で捉え、僕がどうやっても届かないところにシュートを放った」

一方、今大会の台風の目となったコスタリカ代表は、格上のオランダ代表を120分間ノーゴールに抑えたものの、ギリシャ代表との決勝トーナメント1回戦では制したPK戦で今回は涙をのんだ。この試合でも再三に渡りスーパーセーブを見せたケイラー・ナバスは、「こういった結果を受け入れるのは誰だって辛い」と素直に心情を表しながらも、PK戦での敗退は記録上ドローとなるため、大会を2勝3分の無敗で終えたことを誇った。

「僕達は1試合も負けなかった。今日はPK戦を落としただけだ。彼らが上手くキックした一方、僕らはギリシャ戦のようにはいかなかった。だが、僕達は大会を通じて良い仕事をした。ピッチで全てを出し尽くしたので、胸を張って大会を後にすればいい。個人的にも今回のW杯は素晴らしい経験となった」

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