アルダ・トゥラン(28)は、やはりこの夏の移籍を希望しているようだ。スペイン『マルカ』が伝えている。
A・トゥランの代理人アフメト・ブルト氏は先日、選手が移籍を望んでいること、そしてプレミアリーグに行きたがっていることを明かした。中国での役員会を終えて戻ってきたアトレティコの首脳陣が連絡を取ったところ、A・トゥランは代理人の発言が不適切だったとしながらも、退団希望は事実だと明確にしたという。
これを受けてアトレティコは、退団を認める条件を選手側に伝えたとみられる。契約解除金は4100万ユーロ(約57億円)に設定されているが、この額に届かなくてもクラブは受け入れる準備があるようだ。ただし、クラブが満足するオファーが届かない場合、2017年まで契約を残しているA・トゥランの残留も視野に入れていると『マルカ』は伝えている。
『マルカ』は、A・トゥランが退団を望む理由も報じている。まず、アトレティコですべてを出し尽くしたという思いがあること。それに加えて、ディエゴ・シメオネ監督による消耗の激しいスタイルに不満を持っているという。事実、A・トゥランは2013-14シーズンの終盤に、チャンピオンズリーグ決勝を欠場している。昨季も3位の座が懸かったリーガエスパニョーラ最終節のグラナダ戦に出られなかった。
これらの理由から、守備の負担が少ないチームでプレーしたい思いがあるとみられる。アトレティコ以上の好条件を用意するクラブもあるようで、今後の交渉の行方が注目される。
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