22日付のスペイン『マルカ』は、アトレティコ・マドリーがコロンビア代表FWジャクソン・マルティネス獲得に関して、ポルトと合意に達したことを報じた。
アトレティコのミゲル・アンヘル・ヒル・マリンCEOは21日にポルトガルへと赴き、ポルトのピント・ダ・ダコスタ会長との交渉を合意に導いた模様。移籍成立は、来週に進められる正式な手続きを残すのみとなったようだ。
ポルトは先にJ・マルティネスの売却に関してミランと合意していたが、選手本人が移籍に否定的だったために同オペレーションは頓挫。コロンビア代表FWにはアーセナルも興味を示していたとされるが、同選手及び家族がアトレティコ移籍を選択したようだ。なおアトレティコのJ・マルティネス獲得オペレーションは、ヒル・マリンCEOと懇意の仲にあるジョルジュ・メンデス氏の主導で行われていたと見られる。
ミランはJ・マルティネスの契約解除金3500万ユーロ(約49億円)を移籍金3200万ユーロ+インセンティブ300万ユーロという形で支払うことに合意していたが、アトレティコも同様に3500万ユーロを支払うことになるという。しかしながら今後選手を譲渡する可能性も存在しており、ポルトはメキシコ代表FWラウール・ヒメネス、U-20アルゼンチン代表FWアンヘル・コレア、U-21スペイン代表MFオリベル・トーレスに興味を示している様子だ。
未成年選手の獲得・選手登録に関する規定に違反した疑いにより、FIFAから選手登録禁止処分を科される可能性もあるアトレティコ。移籍市場が開く7月1日までに処分の通達がなければ、J・マルティネス及びビジャレアルのアルゼンチン人FWルシアーノ・ビエット獲得を正式に発表する運びとなる。
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