シメオネ「マドリー敗戦でバルサが優勝すれば全員満足」

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15日のリーガエスパニョーラ第37節、アトレティコ・マドリーは本拠地ビセンテ・カルデロンにバルセロナを迎える。前日会見に出席したディエゴ・シメオネ監督は、バルセロナのような強敵と対峙する方法として、「各1秒を最後の1秒と捉えてプレー」すべきとの考えを口にした。

スペイン『EFE通信』がアルゼンチン人指揮官のコメントを伝えている。

「バルセロナと対峙することで生じる不安は、彼らがとても良いチームであるということだ。バルセロナには素晴らしく面がいくつもあり、口を閉ざしていた方が賢明だろう。そのようなことは何も考えず、各1秒を最後の1秒と捉えてプレーしなければならない」

「何かを考えれば、それはプレーの妨げになる。そう思って試合に臨まなければね。選手たちへのメッセージは『考えずに走る』。これだよ」

昨季にはバルセロナの本拠地カンプ・ノウでリーガを制したアトレティコ。今回の試合は、バルセロナがリベンジを果たす一戦とも捉えられている。

「運命的なことに、優勝が決まるタイミングでバルセロナとアトレティコが再戦することになった。ただバルセロナはレアル・マドリーが敗戦することでも王者となれる。そうすれば、この試合に臨む全員が満足できるはずだ(笑)」

「我々にとって明日の試合は、3位を確保するチャンスとなる。プレッシャー? 3位の座を手にするという責任は、どの試合でも同じだ」

また、この試合では3カ月間ノーゴールのFWマリオ・マンジュキッチではなく、FWフェルナンド・トーレスを先発させることを明かしている。

「マンジュキッチは今季に20得点を決め、一方のトーレスは1月加入後6得点だ。この試合ではトーレスがプレーする。素晴らしいプレーを見せることを期待しているよ」

今季はメジャータイトルに恵まれなかったアトレティコだが、シメオネ監督は満足感を表した。

「我々が求めていたようなシーズンになっている。慣れていない成功の後に臨むシーズンこそが、最も難しいものなんだ。セビージャとバレンシアは並外れたシーズンを送っているし、彼らがアトレティコの下にいるということは、我々が素晴らしいことを成し遂げているからにほかならない」

「2強との競争? マドリーとバルサの調子が良くないときに、彼らに傷をつける用意は常にある。昨季のように2強が安定していないときにはね」

解任の可能性があるマドリーのカルロ・アンチェロッティ監督にも触れている。

「アンチェロッティは偉大過ぎる監督であり、グループを取り仕切ることが可能な人物だ。もしクラブを後にするならば、現在まとまっているグループは重要なピースを失うことになるだろう」

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