シメオネ「サッカーはポゼッションではなく点を決め切るもの」

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10日のリーガエスパニョーラ第36節、アトレティコ・マドリーは敵地シウター・デ・バレンシアでのレバンテ戦を2-2のドローで終えた。ディエゴ・シメオネ監督は、2度ビハインドを負いながら引き分けたこの試合をポジティブに捉えているようだ。

スペイン『マルカ』がアルゼンチン人指揮官の試合後コメントを伝えている。

「チームは試合に勝つためにすべきことをすべて行った。良いプレーを見せながら逆境に立たされ、それでも2度にわたって同点に追いつければ、それは我々が競争力のあるチームということだ」

「この結果は良いものだよ。もちろん、もっと良いそれを手にしたかったが、引き分けに納得しながら、ここを去ることになる」

途中出場からチームの2点目を決めたフェルナンド・トーレスについては、次のような見解を示している。

「先のビジャレアル戦、そして今日の試合と、フレッシュな彼のポテンシャル、スピードを求めた。彼はライバルが疲労しているときに、さらなる成果を収めることができる。消耗が激しい試合ではマンジュキッチを先発で使い、その後にフェルナンドのポテンシャルを生かすことが可能となる」

5バックを使って堅守速攻を見せたレバンテについて問われると、自身のサッカー哲学と重ね合わせた。

「とても競争力のあるチームで、我々相手にいつも良い試合を演じる。2度仕掛けた攻撃で2得点したことには、大きな価値が与えられるべきだろう。それは本当に重要なことであり、多くの場合では我々がそうやって得点を決める。良い守備を見せ、少しの決定機を決め切るということをね」

「そう、サッカーはポゼッションではなく、点を決め切るものなんだよ。悪く解釈されないように言わせてもらうが、もちろんポゼッションがあれば、よりゴールに近づくことが可能だ。ただ決め切ること、完遂することはプライスレスなんだ」

一方で、アトレティコが素晴らしいシーズンを実現しているとの考えを口にしている。

「多くの選手たちが入れ替わった後に臨むことになった厳しいシーズンではある。だが私は素晴らしいものになっていると考えるよ。我々はスペイン・スーパーカップに勝ち、CL&コパ・デル・レイで競い、今日の試合では0-1、1-2とされながら食らいついた。チームは良い状態にある」

なおリーガは、スペインサッカー選手協会のストライキによって、第37節以降が延期か中止になる可能性がある。しかしシメオネ監督は「我々がすべきことは、次試合に向けた準備以外にはない」と、次節に行われるバルセロナ戦を見据えた。

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