補強禁止処分の可能性高まるアトレティコ、シメオネは「公式な情報は何もない」

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未成年の選手獲得・登録に関する規定に違反した可能性によって、FIFAから補強禁止処分を科される可能性があるアトレティコ・マドリーだが、ディエゴ・シメオネ監督はその件に関する発言には慎重になっている様子だ。

スペインのラジオ局は、未成年の選手獲得・登録に関する規定違反により、FIFAがアトレティコとレアル・マドリーの1年間の補強を禁止する意向であることを報じた。その続報ではマドリーが違反を犯している可能性は低くなったのに対して、アトレティコはあらゆる事態を想定している状況という。

アトレティコにおける調査で、FIFAが対象としている未成年の選手は153人。アトレティコはその内141人について、金銭を受け取ってサッカースクールに参加させているだけと強調しているが、毎シーズン終了後にセレクションが行われ、下部組織に編入する選手も存在している。

そのほか、下部組織に在籍する12人についてはそれぞれ事情が異なり、クラブは規定に違反しているケースがある可能性も否定はしていない模様。一方で、同12人が対応するサッカー連盟で、選手登録が認められたことを主張しているようだ。

この件については、もちろんシメオネ監督もコメントを求められている。しかしながらアルゼンチン人指揮官は、現段階で何かを発言することは早計との考えを口にしている。

「先日、クラブの人間と話をしたが、公式な情報は何も存在しない状況だ。よって実際に情報が到着した際に何かを話させてもらう。現時点で何かをコメントするのは早まったことだろう。どのようなことでも起こり得るからね」

アトレティコは補強禁止処分が今夏の移籍市場から適用される場合、処分保留を求めてスポーツ仲裁裁判所に訴える方針と見られる。

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