アトレティコファン組織、アウェイチームのファンのための観戦ガイドを発行

この記事は約2分で読めます。

アトレティコ・マドリーのファン組織アソシアシオン・ロヒブランカ・ロス・シンクエンタが、同クラブの本拠地ビセンテ・カルデロンを訪れるアウェイチームのファンのための観戦ガイドを発行した。

ロス・シンクエンタは2013年4月に結成された、アトレティコ公認のペーニャ(応援グループ)。その目的はクラブの真の歴史を伝えることにあり、最近には1930-40年代にアトレティコとスペイン空軍の合併により誕生したアトレティコ・アビアシオンに関する展示会の開催や、インターコンチネンタルカップ優勝30周年の表彰などを行っている。

ロス・シンクエンタは今回、カルデロンを訪れるアウェイチームのファンをもてなすために観戦ガイドを発行。「あなたの街、あなたのスタジアムで過ごすような、サッカーの一日へようこそ」とはじめに記された同ガイドには、徒歩、メトロ、バスでのカルデロンまでの行き方、スタジアム入場の手引き、スタジアム周辺にあるバル、レストランの案内などが載っている。その文体は「入場ゲートにはチケットのバーコード読み取り機がありますが、その機能性はやや不可解なものです」「椅子は基本的に汚れています」など、とてもユニークなものだ。

先にはアトレティコとデポルティボの両ウルトラスが衝突して一人の死者を出すなど、ファン同士の対立が問題視されているリーガエスパニョーラ。ロス・シンクエンタの今回の観戦ガイド発行は、アウェイチームが「敵ではなくライバル」であると訴えることも目的としており、。同ガイドをダウンロードできるページには「他チームのペーニャ、ファン組織が、似たようなガイドを発行することを勧めさせていただきます」と記されている。

コメント