アトレティコの“絶対的アイドル”トーレス、殺到するファン一人ひとりに対応

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フェルナンド・トーレスが、練習場に殺到した人々に対して丁寧なファンサービスを行った。

冬の移籍市場で、カンテラから過ごすクラブに7年半ぶりに復帰を果たしたトーレス。入団発表ではビセンテ・カルデロンに4万5000人を集めるなど、今もファンから絶対的なアイドルとして扱われ続けているが、選手本人も「アトレティの感情を共有する」ファンとの触れ合いを大切にしている。

1日はスペインの祝日(正金曜日)で、マドリッドのマハダオンダにあるアトレティコの練習場には多くのファンが殺到。練習を終えたトーレスは普段通りに車に乗って練習場を後にしようとしたが、そのファンの数を見てから足を止め、叫び声が発せられる門の方へと向かった。

トーレスは門にいる警備員とコンセンサスを取り、ファンを順番に内側に入れて対応。最後の一人まで笑顔を絶やすことなく写真撮影に応じ、一方でファンはトーレスに関するチャントを歌うなど、そこでは暖かな交感が起こっていた。

トーレスはアトレティコ復帰以降、公式戦で5得点を記録。先のリーガエスパニョーラ第33節ビジャレアル戦(1-0)では、中盤から独走してチームの決勝点を決めた。なおスペイン『マルカ』のアルベルト・R・バルベーロ記者はビジャレアル戦のレポートで、次のような一文を記している。

「トーレスは戻ってきた。いや、アトレティコからいなくなった瞬間が一度でもあったならば、ではあるが…。そう、トーレスのことは、いつだって信じなくてはならない。FIFAは未成年の選手の獲得を禁止したが、我々はすでにニーニョ(トーレスの愛称、子供の意)を確保しているのである」

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