マリオ・マンジュキッチとディエゴ・シメオネ監督の間には、やはり問題が存在しているのかもしれない。
2月15日のセルタ戦以来、流れの中から1本も枠内シュートを放っていないとしてメディアに騒がれたマンジュキッチ。ディエゴ・シメオネ監督は同選手が負傷を抱えながらプレーしていたことを説明し、後にクラブは同選手が右足の長腓骨筋腱の腱鞘炎を患っていることを発表していた。
だがスペイン『マルカ』のアトレティコセクションのチーフ、アルベルト・バルベーロ記者は、この“事件”の真相が負傷ではないとの見解を示している。同記者はリーガエスパニョーラ第30節レアル・ソシエダ戦の試合レポートで、次のような文を記した。
「この試合レポートの残りスペースを埋めるため、このテーマについて触れておこう。我々はきっちり仕事をまっとうするからこそ、金をもらっているのだ。触れたいテーマではないが、我々は給料を受け取っているのである」
「ここ数週間におけるシメオネとマンジュキッチの関係性においては、負傷以上のものがある。チーム内の人間はそのことを知っているはずだが、我々もただの負傷だと考える程に馬鹿正直ではなく、またエリートの選手が1カ月半もの間、負傷しながらプレーし続けるなどじつに奇妙なことだ。加えて、彼がどのような選手であったか、そして現在がどのような選手であるかということには、我々全員が気付いている。狡猾なるチョロ(シメオネ監督の愛称)は、9番の選手を必要としている。これから夏が訪れる。が、夏まではまだまだ長い」
シメオネ監督は、マンジュキッチのプレッシングを怠る様など、そのプレーに臨む姿勢に不満を持っていると常々報じられてきた。選手たちとも仲が良く、様々なスクープを物にしてきたバルベーロ記者は、何かをつかんでいるのだろうか。
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