アトレティコ、コルドバとの“最初の決勝戦”を制す アウェイ戦勝利は1月31日エイバル戦以来

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4日のリーガエスパニョーラ第29節、アトレティコ・マドリーは敵地ヌエボ・アルカンヘルでのコルドバ戦を2-0で制した。

故アラゴネス氏が「目標を達成できるかは残り10節で決まる」と定義し、シメオネ監督が「これから10試合の決勝戦」と付け加えたシーズン最後の直線を前にするアトレティコ。今後10試合で獲得できる勝ち点30のうち、勝ち点24を手にすることを目指す同チームが前にした最初のハードルは、ここ9試合全敗と低空飛行のまま2部降格へと突き進むコルドバとなった。

イニゴ・ロペス、パンティッチ、ピニージョス、イアゴ・ボウソンと最終ラインに負傷者が続出するコルドバを相手に、シメオネ監督率いるチームは5分に先制点を奪取する。スクリーニが保持するボールを奪取したグリーズマンがペナルティーエリア手前まで駆け上がり、グラウンダーのシュートでネットを揺らした。2シーズン連続で得点ゼロと相性の悪い3月をようやく終えたフランス代表FWは、リーガ得点数を15に伸ばしている。

アトレティコはその後、コルドバの攻撃をいなしながらカウンターから追加点を狙い、39分に得意のセットプレー戦術からリードを広げる。・ガメスのスローインをホセ・ヒメネスが頭で後方に送り、飛び込んだサウールがヘディングシュートによってGKファン・カルロスを破った。2-0のまま前半を終えたシメオネ監督は、ハーフタイムに1回警告を受けていたチアゴをマリオ・スアレスと交代させる。

アトレティコは後半もコルドバの攻撃を受け流しながら、試合をコントロールし続ける。シメオネ監督は61分にマンジュキッチをフェルナンド・トーレスに代え、また69分にはグリーズマンを下げてアルダ・トゥランを投入。トルコ代表MFの存在により、ボールを落ち着かせようと試みた。

だが終盤、アトレティコは観衆の後押しを受けるコルドバの意地の攻勢によって押し込まれてしまう。77分にはベベにクロスバー直撃となるミドルを放たれて肝を冷やし、また85分にはフェデの浮き球からクレスポのシュートを許したものの、GKオブラクの好守によって何とか失点を回避。その後もコルドバの猛攻を受け続けたアトレティコだが、無失点のまま試合終了を迎え、“最初の決勝戦”を物にしている。

1月31日に行われた第21節エイバル戦以来となるアウェイ戦での勝ち星を得たアトレティコは、翌日にビジャレアル戦を控えるバレンシアを抜き去り、暫定で3位に浮上。コルドバは残留圏と勝ち点8差で最下位に沈んでいる。

また、サンチェス・ピスファンでのセビージャvsビルバオは2-0でセビージャが勝利。エメリ監督のチームはまず3分、トレムリナスのロングボールからアレイクス・ビダルが先制点を記録し、21分には鮮やかな連係からバッカがリーガ17得点目を記録した。今季ピスファンで無敗を貫くセビージャは、3位アトレティコと勝ち点4差、4位バレンシアと2差で5位に位置。8位ビルバオは連勝記録が5でストップしている。

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