アトレティコ・マドリーは、次のシーズンに向けて左サイドバックの補強を検討しているのかもしれない。スペイン『マルカ』が報じた。
アトレティコは昨年夏、DFフェリペ・ルイスをチェルシーに売却。さらにDFインスアをラージョ・バジェカーノにレンタル放出した同クラブは、左サイドバックの人材が手薄となっていた。そこで、ベンフィカに1000万ユーロを支払ってDFギジェルモ・シケイラを獲得し、ゼニト・サンクトペテルブルクからDFクリスティアン・アンサルディをレンタル加入させた。
だが、シケイラとアンサルディの両選手はアトレティコ首脳陣を納得させるパフォーマンスを披露できていないようだ。シケイラは守備面で難がある上にイエローカードをもらいやすく、アンサルディはフィジカルコンディションが低く負傷により度重なる戦列離脱を余儀なくされている。
そのため、アトレティコは今夏の左サイドバック補強を考慮している模様だ。その第一候補に挙がっているのが、フェリペ・ルイスの復帰とされる。チェルシーでDFセサール・アスピリクエタに定位置を譲っているブラジル人DFだが、アトレティコでは所属した4シーズンで主力として6タイトルを奪冠するなど十分な実績を残した。しかしながら、チェルシー側は簡単に同選手を手放すつもりはなく、フェリペ・ルイスを再び獲得するためには1700万ユーロ以上(約22億2000万円)の移籍金が必要になるとみられている。
その他の候補に挙がっているのは、ポルトDFアレックス・サンドロだ。23歳という若さに加え、2016年に現行契約が満了となるため、ポルトが同選手を売却するか契約更新を行うかと検討すると見られる。2011年にポルトに加入した同選手には、契約解除金として5000万ユーロ(約66億円)が必要だと伝えられている。
またアトレティコは、モナコDFレイバン・クルザワもリストアップしている。2013年にFWラダメル・ファルカオ(現マンチェスター・ユナイテッド)をモナコに売却したアトレティコは、現在でも同クラブと良好な関係を築いており、22歳DFの獲得に関心を寄せているようだ。
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