激戦制して8強進出のシメオネ、熱狂のカルデロンに感動「スタジアムについて話せば鳥肌が立つ」

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アトレティコ・マドリーは17日、チャンピオンズリーグ(CL)決勝トーナメント1回戦セカンドレグでレバークーゼンと対戦し、PK戦の末にベスト8進出を決めた。ディエゴ・シメオネ監督は、観客たちの後押しに感動している。

敵地でのファーストレグで0-1と敗れていたアトレティコは、前半にMFマリオ・スアレスのゴールで先制し、2試合合計でタイスコアとする。その後は得点が生まれず、勝負はPK戦にもつれ込み、アトレティコは3-2とギリギリのところでラウンド突破を果たした。

シメオネ監督は試合後、『カナル・プルス』で次のように話している。スペイン『アス』が伝えた。

「このグループが見せた努力に満足している。(ディエゴ・)ゴディン、チアゴ(・メンデス)、サウルと、多くの選手たちが出場できなかったにもかかわらずね…。わずかなチームしか持ち得ないインテンシティーを発揮した相手に対して、選手たちは本当に巨大な努力を見せたよ。我々は同点に追いついた後も続けて得点を狙った。1失点を許せば、難しい状況に陥るにもかかわらずにね」

GKミゲル・アンヘル・モジャの負傷で途中出場したGKヤン・オブラクや、驚きの先発起用となったMFカニについては、次のように述べている。

「サッカーはとても美しいものであり、決して気を抜いて練習に臨むことはできない。いきなり重要な試合に出場する機会が与えられるのだからね。(先発で起用した)カニについては、彼がいることでDFとMFの2ラインでプレーできると考えたんだ」

後半に交代したFWマリオ・マンジュキッチは、前半終了間際の負傷を引きずりながらプレーを続けた。シメオネ監督はマンジュキッチを称賛している。

「私は彼を誇りに思う。負傷していると思ったが、彼に代えないでくれと言われたんだ。ただ、ピッチにいる間は素晴らしいインテンシティーを発揮してくれたね。我々は彼を必要としているし、その努力の姿勢に満足している」

本拠地カルデロンの熱狂ぶりは、スペインメディアでも大々的に報じられた。

「観衆は素晴らしかった。アトレティコとともに再び欧州のベスト8に入ったが、スタジアムのことを語ろうとするだけで鳥肌が立つ。観衆は、選手たちにどれだけの力を与えているか分かっていないだろうね」

PK戦で5人目のキッカーにFWフェルナンド・トーレスを選んだ理由については、こう説明した。

「彼はPKを蹴ってきた歴史のある男だ。だから5人目のキッカーに選んだ」

準々決勝ではどのチームとの対戦でも厳しい戦いになるとみている。

「対戦相手に希望はない。残っているすべてのチームが偉大過ぎる。敬意をもって決定を待たせてもらうよ」

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