ビエット獲得の経緯を説明するビジャレアル幹部 「アトレティはもっと高額のオファーを提示していた」

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ビジャレアルのフェルナンド・ロイグ会長、フェルナンド・ロイグ・ジュニアCEOがスペイン『マルカ』のインタビューに応じ、アルゼンチン人FWルシアーノ・ビエット獲得の経緯を説明している。昨夏に移籍金550万ユーロ(約7億3000万円)でラシン・クラブからビジャレアルに加入したビエット。現在21歳のアルゼンチン人FWは、今季のリーガエスパニョーラで11得点を記録するなど、ビジャレアルを牽引する活躍を披露している。

『マルカ』の編集部を訪問したロイグ親子は、そのビエットにアトレティコ・マドリーも興味を示していたことを明かしている。ロイグ・ジュニアCEOは次のように語った。

「アトレティコは1年前に相当な額のオファーを提示していた。我々が費やした額を超えるオファーをね」「一方、我々は前から彼の獲得を試みていたが、相手のクラブが要求する額に到達できなかった。だが昨季、彼らは悪いシーズンを過ごし、選手本人も良い状態にはなかった。そのために彼らは要求を下げたんだ」

今夏の移籍市場でビエットを売却する可能性を問われると、ロイグ会長は真っ向から否定している。

「いいや。彼とは5年契約を結んでいる。彼は我々にとって、とても重要な選手であり、だからこそ大きな額を投じたんだ」

ビジャレアルは同様にブラジル人DFガブリエル・パウリスタの売却も否定していたが、同選手は移籍金2000万ユーロ(約26億8000万円)でアーセナルへと渡った。そのことを指摘されたロイグ会長は、こう返答している。

「ガブリエルのオファーは、全員にとっても良いものだった。その売却収入によって、我々は良質な選手(DFエリック・バイリー)を獲得したわけだしね。我々は穴を埋めるために選手を売却する必要はない。受け取る金で再投資をするだけだ」

ロイグ・ジュニアCEOは、父親の言葉を次のように補足する。

「ガブリエルのケースについて、我々に彼を売却するプランはなかった。だから後釜を確保するために市場へと赴いたんだ。アーセナルのオファーは我々にとって重要なものであり、選手の年俸も5倍になったのだからね。我々には競争できない点があるということだ」

リーガ、コパ・デル・レイ、ヨーロッパリーグ(EL)を争うビジャレアルだが、ロイグ・ジュニアCEOはELにプライオリティーを置いていることを明確にした。

「もちろんELだ。優勝でチャンピオンズリーグ出場権を手にできる。我々は死ぬ気でその大会に臨むよ。大きな期待を抱かせるものだからね」

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