25日のチャンピオンズリーグ決勝トーナメント1回戦ファーストレグ、アトレティコ・マドリーはアウェーでのレバークーゼン戦に0-1で敗れた。ディエゴ・シメオネ監督は試合後、同スコアでの敗戦に「満足」との感想を口にしている。
アルゼンチン人指揮官は、スペイン『カナル・プリュス』との試合後インタビューで次のようにコメントした。
「彼らは良いプレーを見せた。とても素晴らしいプレッシングを見せてね。ボールを素早く奪い取り、簡単には攻撃させてくれなかった。彼らのプレーは我々に近いものがある。ボールを失った直後にプレスを仕掛ける様がそうだね。ただ、私は満足しているよ。前半で2枚の交代カードを切り、終了までの20分間は一人少ない状況で戦うことになった。命を救われたという印象だ」
「今日は、どちらも決定機を生み出すことができない奇妙な試合となった。我々は前半の終わりに決め切れなかったチャンスを手にし、一方の彼らは後半のチャンスを物にした。とにかく、私は満足してここを去る。もっと悪い結果にもなり得たが、そうならなかった」
シメオネ監督は後半、FWフェルナンド・トーレス、FWマリオ・マンジュキッチ、FWアントワーヌ・グリーズマンの同時起用を再び試みている。
「彼らを“トリデンテ(3トップ)”として起用したわけではない。グリーズマンは左サイドに据え、右サイドに(MF)ラウール・ガルシアを置いた。ただ、その陣形も退場者(MFチアゴ・メンデス)が出たことで、少ししか続かなかったね。(MF)アルダ・トゥランをトーレスと交代させたのは、彼が疲労していたからだ。トーレスの投入は、実際にそうなったように決定機を手にできると考えたからだ」
この試合ではヘルマン・ブルゴス助監督とレバークーゼンのロジャー・シュミット監督が激しく言い争う場面があった。シメオネ監督はブルゴス助監督を制止してシュミット監督に何かを伝えていたが、その説明を求められると、次のように返答している。
「私はブルゴスを守るだけだ。彼は自分の友人だからね」
コメント