28日に行われたコパ・デル・レイ準決勝2ndレグの試合で、アトレティコ・マドリーはバルセロナに2-3で敗れ、トータルスコア2-4で敗退することになった。ディエゴ・シメオネ監督は、「試合は前半で終わった」として、後半はビハインドを背負いながらもリスクを冒さない戦いにとどめたと話している。
アトレティコの1点ビハインドで始まった試合は前半から大きく動き、FWネイマールの2得点などで前半を終えてバルサが3-2とリード。この時点でアトレティコが逆転するためには3点を奪うことが必要になった。
激しい試合に選手たちが苛立ちを募らせる中、ハーフタイムにはアトレティコMFガビが2枚目のイエローカードを受けて退場。数的不利でさらに苦境に追い込まれたアトレティコは、MFマリオ・スアレスもレッドカードを受けて9人で試合を終えることになった。
試合後のシメオネ監督のコメントをスペインメディアが伝えている。
「コパでは堂々たる戦いができた。オスピタレと(レアル・)マドリーを破ったのは重要な結果だ。バルセロナと戦う権利を得ることができた。後半は私の指示により、チームは見てのとおりの戦い方をした。リスクは冒さず、相手にゴールを決められないようにした」
「私はクラブとチームのために一番良いことをしようとした。私の決定により、ゴールを奪うことを期待せずに戦った。最も妥当な戦い方だ。私は監督であり、私がもっとも適切だと考える決断をした」
ガビの退場に関しては「PKと退場を主張したと聞いた。審判は警告を出さないわけにはいかなかった」と判定を受け入れながらも、退場がなければ逆転の可能性もあったとして「私にとって試合は前半で終わってしまった」と悔やんだ。
これでアトレティコは今季バルサに対して3戦3敗。昨季の最終節までリーガエスパニョーラ優勝を争った相手がさらに力を増したと認めている。
「バルセロナのプレーはよりインテンシティーを増している。ルイス・スアレスの加入がチームを強化したし、(クラウディオ・)ブラーボと(マルク=アンドレ・)テル・シュテーゲンもゴールをより堅固にした」
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