リーガ・エスパニョーラ第37節が11日に行われ、アトレティコ・マドリーとマラガが対戦した。
勝ち点88で首位を走るアトレティコ・マドリー。2位バルセロナとは勝ち点差3で、今節の結果次第では優勝が決まる。ホームでの一戦では、ダビド・ビジャやコケ、ラウール・ガルシアらが先発出場。ジエゴ・コスタは欠場した。
アトレティコ・マドリーは11分、右サイドからのロングボールにラウール・ガルシアが反応し、ヘディングで後方へ逸らす。走り込んでいたダビド・ビジャが最終ラインの裏を取り、ワンタッチで右足シュートを放ったが、ボールはクロスバーに当たって枠の上へ外れた。前半はスコアレスで終了した。
後半、均衡を破ったのはアウェーのマラガだった。65分、相手のロングボールの処理をアトレティコ・マドリーの最終ラインが誤り、こぼれ球が後方へ流れる。マラガのサムエル・ガルシアが反応し、飛び出してきたGKティボ・クルトワの前でボールに触り、浮き球でかわして最後は頭で押し込んだ。
先制を許したアトレティコ・マドリーは、74分に反撃。右CKを中央のトビー・アルデルヴァイレルトが頭で合わせてゴールネットを揺らした。
同点に追いついたアトレティコ・マドリーは、逆転を目指して猛攻を仕掛ける。88分にはマラガのマルコス・アンヘレリが2枚目のイエローカードで退場となり、アトレティコ・マドリーは数的優位に立った。しかし、最後まで2点目を奪うことはできず、試合は1-1で終了した。
アトレティコ・マドリーは勝ち点1を得るにとどまったが、今節は2位バルセロナもエルチェと引き分けに終わったため、勝ち点差は3のまま。18日に行われる最終節では直接対決が組まれており、アトレティコ・マドリーは引き分け以上で優勝が決まる。敗れた場合は勝ち点89で並ぶが、当該チーム間の対戦成績で1分け1敗と下回るため、バルセロナに逆転優勝を許すこととなる。
【スコア】
アトレティコ・マドリー 1-1 マラガ
【得点者】
0-1 65分 ガルシア(マラガ)
1-1 74分 アルデルヴァイレルト(アトレティコ・マドリー)
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