アトレティコ、目標達成済のレバンテ相手に優勝王手を掛けられるか

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前節はアウェイのバレンシア戦という難しい試合を制し、ついにマジックを2としたアトレティコ・マドリー。最終節がアウェイのバルセロナ戦であることを考慮すると、アウェーでレバンテと対戦する今節で優勝に王手を掛け、ホームでマラガと対戦する次節でタイトル獲得を決めるというのが理想となる。そういった意味で、次節より条件的に厳しい今節は、優勝に向けた最大の山と見ることができる。

 リーガ・エスパニョーラとチャンピオンズリーグの2冠に向けラストスパートに入ったチームだが、過密日程による疲労蓄積以上に気になるのが、チェルシー戦で2ゴールを演出したDFフアンフランが出場停止となる右サイドバックだろう。代わりに出場することが予想されるDFアルデルヴェイレルトは、守備力が持ち味の選手だけに、攻撃はDFフィリペ・ルイスを擁する左サイドが中心になりそうだ。

 対するレバンテは前節、アウェーでエルチェとドロー(1ー1)を演じ、足踏みしていた1部残留をようやく確定させた。今節はFWバラルおよびDFフアンフランが回復し、戦力面ではほぼ万全の状態となる。むしろ心配なのは、目標達成による気の緩みが懸念される精神面だろう。

 リーガ・エスパニョーラで最少失点のアトレティコ・マドリー、上位4チームを除いた中では最少失点のレバンテと、共にディフェンス力を最大の武器とする両者。どちらが失点を防いで勝利を引き寄せるのか、守備陣の屋台骨を支えるGKクルトワとGKケイラー・ナバスによるスーパーセーブ合戦にも注目したい。

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