クラブの悲願成就を喜ぶアンチェロッティ監督

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マドリーのカルロ・アンチェロッティ監督
この上なく嬉しい。レアル・マドリーが望むものを獲得できた。それは非常に大きなものだ。シーズンを通して懸命に努力した我々全員が、レアル・マドリーCFのためにこの結果を収められたことを誇りに思っている。個人的に、とてもハッピーな気分だ。来る日も来る日も我々についてきてくれる人々に、幸せをもたらすことこそが、私の幸せだと思う。マドリーのファンは今、大喜びしている。だから我々も嬉しいんだ。

最も難しかったのは、同点ゴールを奪うことだった。スペースがなく、アトレティコの守備は非常に良かったが、最後まであらゆる道を探った。どうにか同点にすると、試合はまるっきり変わった。あのゴールで勢いがついた。その後は勝ちたいという気持ちがますます強まったように思う。

私は幸運に恵まれている人間だが、この試合ではそうでもなかった。結局はラッキーだったと言えるかもしれないが、最後の最後まで全力を尽くしたとも言える。これがサッカーというものだ。運が悪いときもあれば、いいときもある。

ハーフタイムには、プレーのスピードを上げ、自分たちの攻撃力にもっと自信を持ってプレーしなければならないと言った。90分を終えたあとも同じことを言い、攻め続けるように指示した。我々は相手を大いに苦しめていたからだ。

“就任初日にサンチャゴ・ベルナベウのトロフィールームへ行ったとき、足りない優勝杯が一つあるので、今シーズンはそれを取りにいくべきだと会長に言った。我々はそれをなんとか果たすことができた”。私はクラブ全体からの厚い信頼を感じることができており、我々は試合に勝つために必要な自信を常々与えられていた。

どんな決勝も非常に難しいものであり、今回もそうだった。今季は一筋縄ではいかないシーズンだったが、(最終的に)とてもいい一年になった。我々にとって1年目のシーズンだから、スタイルを変えようとした。選手たちは本当によくやってくれたよ。常にプロらしく、常にとにかく前向きに取り組んでくれた。マルセロは先発メンバーに入れず不満げだったが、途中出場すると試合を決めた選手の一人になった。

世界で最も重要な大会を制した。今季は非常に長く、バイエルンとの準決勝のあとはあまりいい結果を出せていなかったかもしれないが、年間を通して素晴らしい仕事をしてくれた選手たちにおめでとうと言いたい。

(シメオネ監督と)話をした。試合前に、リーグ優勝を祝福した。試合後も同じだ。勝てはしなくても最後まで戦い続けたチームは称えるべきだ。それでも、最終的には我々が勝利にふさわしいチームだったと思う。

アトレティコのディエゴ・シメオネ監督
試合を全体的に見る必要がある。後半はマドリーの方が良かった。我々は自陣内に押し込められ、敵陣に入り込めなかった。サッカーはだからこそ素晴らしい。人は勝つことこそ最も重要だと言うが、我々の受けた声援は、サッカーには別の面もあることを示している。選手たちには、今夜はよく戦ったのだから、この結果にも胸を張り、頭を来シーズンに切り替えるようにと言った。

負けることもあれば勝つこともある。今回は我々が負ける番だったが、全力は尽くした。これまでに成し遂げてきたことは人々に認められた。それによってさらに成長し、戦い続けることができている。

残念というよりもつらい。目標を達成できず、つらい気分だ。私の思い描いていたように勝てればよかったが、そうはならなかった。それでも、私はこの敗戦を克服できる。全力を尽くしたあとは、また次の相手がいて、次の試合がある。”人生、そしてサッカーでは、一日で何もかも手にしたかと思えば、翌日にはすべてを失うものだ。それでも歩み続けていくしかない”。

(ジエゴ・コスタを)起用したのは私の責任だ。序盤に替えなければならなくなったので、明らかに私のミスだ。彼が試合前日に本調子ではなかったのは明らかだったが、決断を下したのは私だ。私は彼と目を合わせ、状況を悟った。私は1人少ない状態でゲームの一部を無題にしたくはなかった。

サポーターには、極めていいシーズンになったことを誇りに思ってほしい。一秒たりとも悲嘆に暮れて無駄にすべきではない。全力を尽くしたのだから、傷心に浸ってはいられない。立ち直って来シーズンを戦い、他のチームを苦しめ、またやっかいな存在にならないければならないのだ。

今後も、これまで常にしていたのと同じことをしていく。月曜日から来シーズンに向けた準備を開始し、誰がチームに入って誰が出ていくかを見極め、新戦力を候補を検討していく。クラブのスポーツマネジャーと協力して仕事を終えた後は、家族とのバケーションに入り、ワールドカップを観る。そしてまた、気持ちを新たにシーズンを始めるよ。

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