現地24日に行われるチャンピオンズリーグ(CL)決勝で、R・マドリードと対戦するアトレティコ・マドリー。ベルギー代表GKクルトワが、スペインのラジオ局『Onda Cero』とのインタビューで、今シーズン5度目となる“マドリード・ダービー”に向けた抱負を述べた。
クルトワはまず、リーガ・エスパニョーラとの2冠が懸かる大一番を前に、自身もチームも精神的に良い状態にあるとの自信を示した。
「僕は決勝になると決まって普段の試合を上回るプレーができる。さらに、リーガで優勝したことにより、チームはプレッシャーからかなり解放された」
一方、R・マドリードのスペイン代表DFセルヒオ・ラモスが、「優勝候補はアトレティコ・マドリー」とコメントしたことについて感想を求められたクルトワは、発言の意図をくみ取りつつも全く反対の見解を示した。
「R・マドリード側の人々は、僕らをナーバスにさせるためにそのような発言をしているのだろう。だが、クラブの規模やチームの戦力を考えれば、優勝候補と呼べるのは常に彼らの方だと思うけどね」
今シーズンがアトレティコ・マドリーでのローン3年目となることもあり、来シーズンはチェルシーに戻ってプレーする可能性も十分に考えられるクルトワ。「これがアトレティコ・マドリーでの最後の試合になるか?」との質問には、「その可能性はあるが、現時点では誰も分からない」と説明するにとどまる一方、アトレティコ・マドリーでの3シーズンを感慨深く振り返った。
「アトレティコ・マドリーに入団した時は、どのくらいここでプレーするか定かでなかったので、まずは1シーズンと思っていた。すると、1年目にいきなりヨーロッパリーグで優勝することができ、1年間のローン延長となった。そして、2年目はスーペルコパ・デ・エウロパ(ヨーロッパ・スーパーカップ)とコパ・デル・レイ(スペイン国王杯)を制し、もう1年ローンが延長された。さらに3年目の今シーズンは、リーガのタイトルを獲得することができた。こんなに物事が上手くいくとは、おとぎ話を超えているね」
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