18シーズン振りにリーガ・エスパニョーラを制覇し、バルセロナとR・マドリーによる2強時代に終止符を打ったアトレティコ・マドリーが、優勝の喜びを熱烈な応援で知られるサポーターと共に分かち合った。
王者バルセロナとのアウェイ戦という厳しい状況の中、タイトル獲得の条件であるドロー(1‐1)という結果をもぎ取り、敵地カンプ・ノウを埋め尽くした相手サポーターからも喝采を受けたアトレティコ・マドリー。悲願のリーガ制覇から一夜明けた現地18日、マドリーで優勝パレードが実施され、本拠地ビセンテ・カルデロンを出発したチームは、不動の終着地であるネプトゥーノ(ネプチューン)広場まで、沿道を埋め尽くしたファンと優勝を分かち合った。
そして広場では、ネプトゥーノ像の首にクラブのマフラーを巻き付けるという恒例の行為でお祭りを盛り上げた主将のガビが、集まった10万人を超すファンに向けてスピーチを行い、リーガ制覇の喜びを爆発させると共に、今週末行われるチャンピオンズリーグ決勝での宿敵R・マドリーを破っての2冠達成に意欲を燃やした。
「この感情をどう表せばいいか、言葉が見つからない。素晴らしいチームメイト達と時間を共有し、この場に立てることは最高の栄誉だ。この栄冠は、日々のハードワークや献身的な姿勢、お金では買えないクラブへの愛情によりもたらされたものだ。だが、これはほんの始まりにしか過ぎない。またここに戻って来よう!」
また、チームに勝者のメンタリティを植え付けたディエゴ・シメオネ監督は、「彼らの努力抜きでは、何も起こり得なかった」と選手を称えたうえ、今後の更なる躍進を力強く宣言した。
「これは単なるリーガのタイトルではない。それ以上の価値を持つ何かだ。自分達を信じて努力を続ければ、必ずや報われるということが証明された。みんな、これからも前に突き進んで行くぞ!」
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