17日のリーガエスパニョーラ最終節、アトレティコ・マドリーは敵地カンプ・ノウでのバルセロナ戦を1-1のドローで終え、18年ぶり10度目の優勝を果たした。ディエゴ・シメオネ監督は試合後会見にコーチ陣を引き連れて出席。全員で勝ち取った栄冠であることを強調している。
スペイン『マルカ』と『アス』がアルゼンチン人指揮官のコメントを伝えた。
「彼らは懸命に働いていた。テレビで映し出される人間と同じか、それ以上にね。だから会見にいてほしかった。彼らは偉大な仕事を成し遂げた」
「何よりも努力というものを強調したい。努力は駆け引きすることではなく、選手たちに何かを保証することはできないんだ。チームはそれを理解していた。今日はアトレティの歴史において、最も重要な日の一つだ」
「説明することができない喜びだよ。選手たち、我々を信頼してくれたミゲル・アンヘル・ヒル・マリン(CEO)、エンリケ・セレソ(会長)に感謝をしたい。ドン・ヘスス(・ヒル、前会長)とルイス(・アラゴネス)は、この試合の後半に我々を空から見守ってくれたはずだ」
この試合の前半にFWジエゴ・コスタ、MFアルダ・トゥランが負傷し、さらに1点のビハインドを負ったアトレティコ。しかし後半にDFディエゴ・ゴディンが値千金の同点弾を奪い、その後のバルセロナの反撃を許さなかった。
「我々はハーフタイムも冷静だった。得点を決められると分かっていたからね。選手たちには我々が良い試合の入り方を見せたこと、負傷者が出るのもサッカーであり、すぐに忘れなければならないことを伝えた。セットプレーで決定力を持てば、もう一度試合が開かれる状況だった」
ネプトゥーノ広場での祝勝会は翌日に行われる予定だが、10万人近くのアトレティコファンが集まるとも予想されている。シメオネ監督は祝勝会を楽しみにしながらも、24日のチャンピオンズリーグ決勝レアル・マドリー戦にも視線を向けた。
「ファンの姿、マドリッドがロヒブランコ(赤白の意)に染まるのを見たくてたまらないよ。ただ今日は歴史を築くことができたものの、まだ土曜に試合が控えている。我々はその試合のための準備を始めなくてはならない」
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