アトレティコ、18年ぶり10度目のリーガ制覇!

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17日に行われたリーガエスパニョーラ最終節、バルセロナ対アトレティコ・マドリーの一戦は、1-1の引き分けに終わった。この結果、アトレティコが18年ぶり10度目の優勝を達成している。

アトレティコは引き分けか勝利、バルセロナは勝利を収めれば優勝を決定できる一戦。アトレティコはジエゴ・コスタが先発に復帰し、一方のバルセロナもピケが戦列に戻りマスチェラーノとセンターバックでコンビを組んだ。

バルセロナは序盤からボールを保持するが、アトレティコも集中した守備で対抗。6分にアドリアーノがミドルシュートを放った以外、チャンスらしい
チャンスはつくれない。

だが、13分にアクシデントが発生する。左サイドを駆け上がろうとしたジエゴ・コスタが、足に痛みを覚えてストップ。続行不可能となり、アドリアンが交代でピッチに入った。ジエゴ・コスタは、ベンチに下がると涙を流して負傷を嘆いた。決戦で早々とエースを欠くことになったアトレティコを、さらに不運が襲う。20分、アルダも負傷で交代を余儀なくされ、R・ガルシアがピッチに送り込まれた。

アトレティコの選手に動揺が走ったか、バルセロナはその隙を見逃さなかった。34分、セスクからのパスをメッシが胸で落とすと、最後はアレクシスが右足を強振。角度のないところからのシュートが、ここしかないコースに抜けてGKクルトワを破った。

思惑通りに試合を運んでいたバルセロナだったが、後半の立ち上がり攻勢に出たのはアトレティコ。46分、ビジャの振り向きざまのシュートがポストに直撃する。良い入り方をしたアトレティコは、48分に得意のセットプレーから牙城を崩した。右CKからコケの蹴ったボールに、中央でゴディンがヘディングを叩いて大きな大きな1ゴールを奪った。

バルセロナは56分、ブスケッツが負傷で交代を強いられ、ソングが投入される。61分には、負傷明けのネイマールがペドロに代わってピッチに入った。64分にメッシがゴール前の混戦からボレーでネットを揺らすが、これはオフサイドで取り消しに。77分にはシャビがピッチに送り込まれ最後の攻撃に出る。

アトレティコは、ピケを最前線に上げてパワープレーを織り交ぜたバルセロナの猛攻を体を張った一枚岩のディフェンスで守り抜き、試合終了のホイッスルを聞いた。笛が鳴り響いた瞬間、選手たちは倒れこみ、抱き合いながら歓喜の優勝を祝った。

また、同日に行われたバレンシア対セルタの一戦は、バレンシアが2-1で勝利している。先制を許したバレンシアだが、フェゲリとピアッティのゴールで逆転に成功。今季最終戦、ホームのファンの前で白星を飾っている。

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