現地9日に行われたチャンピオンズリーグ(CL)準々決勝2nd Leg、アトレティコ・マドリーは本拠地ビセンテ・カルデロンでバルセロナを1‐0で下し、1st Legとの合計スコアを2‐1として40年振りの準決勝進出を決めた。
この試合、開始早々の5分にMFコケのゴールで先制したアトレティコ・マドリーは、FWビジャのシュートが2度クロスバーを叩くなど追加点こそ奪えなかったものの、バルセロナの攻撃を最後まで防ぎ切り完封勝利を収めた。
試合後、この一戦を放送した『Canal Plus』とのインタビューで、「僕達は本当に良く走った」と激戦を振り返ったコケは、自身のゴール以上にチームのパフォーマンスを喜んだ。
「自分のゴールが重要な意味をもった。チームの準決勝進出を後押しする1点になったからね。とはいえ、それは単なる結果だ。最も嬉しいのは、2試合とも望んでいたような戦いができたことだ。僕達はしかるべき勝者だと思っている」
コケはまた、「ここまで凄いカルデロンは今まで見たことがなかった」と述べ、熱狂的なファンの応援がチームに多大な勇気を与えたとの実感を表した。
「サポーターからの声援が途轍もなかった。言葉では表せないほどの熱気だった。あれ程の後押しがあれば、試合に負けるなんて有り得ない」
一方、R・マドリードとのダービーとなる可能性もある準決勝について質問されたコケは、対戦相手の希望はないとの意思を示した。
「準決勝はどこと当たっても構わない。全て難しい相手だからね。最高のチームとの対戦は準々決勝で終えたと考えたとしても、世界屈指のチームの1つと顔を合わせることになる。いずれにしても、僕達は“試合から試合へ”というチームの哲学を続けていくまでだ」
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