バルサ&アトレティコ、今季4度目のドローゲーム演じる

この記事は約3分で読めます。

1日に行われたチャンピオンズリーグ準々決勝ファーストレグ、バルセロナ対アトレティコの一戦は1-1のドローで終了した。

スペイン・スーパーカップ、リーガエスパニョーラ前半戦と今季に戦った過去3試合をすべてドローで終えている両チームが、欧州カップ戦という舞台で初めて激突。立ち上がりはアトレティコが攻勢を仕掛け、5分に決定機を迎える。GKピントのパスミスをアルダ・トゥランが拾い、ペナルティーエリア内でパスを受けたビジャがシュート。しかし、これは枠を捉えられなかった。

対するバルセロナは徐々に試合の主導権を握っていくも、12分にピケがジエゴ・コスタとの競り合いによって負傷。マルティーノ監督は代わりにバルトラをピッチに立たせた。その後もボールを保持し続けるバルセロナは、25分に決定機を迎える。メッシが中盤にミランダを引き出して、ペナルティーエリア内へスルーパス。フリーとなっていたイニエスタがこのボールを受け取ったが、シュートはゴディンのスライディングに防がれた。

一方のアトレティコは28分、ジエゴ・コスタが右足の負傷によって続行不可能となり、シメオネ監督は交代でジエゴを投入。4-4-2からブラジル人MFをトップ下に置く4-2-3-1にシステムを切り替える。前半ロスタイムにはペナルティーエリア内左に侵入したビジャがシュートを放つも、これはピントがセーブ。試合はゴールが生まれぬまま折り返しを迎える。

後半立ち上がりは中盤での潰し合いが続いたが、56分にアトレティコがアウェーゴールを獲得。ジエゴが30メートルはあろうかという距離から強烈なミドルシュートを繰り出すと、これが枠の右隅に突き刺さった。スコアが動いた後にはバルセロナが攻勢を仕掛け、アトレティコが堅守で対抗するという構図がさらに色濃くなる。バルセロナはブスケッツ、セスクがミドルレンジからゴールを狙うも、GKクルトワの好守に遭った。

マルティーノ監督は68分、セスクをアレクシスに代えてプレーに奥行きを求める。対してシメオネ監督は71分にビジャに代えてソサを投入。ピッチから下がる元バルセロナFWにはブーイングも浴びせられた。そして71分、バルセロナがアトレティコの一瞬の隙を突いて同点弾を記録。イニエスタのスルーパスからフアンフランを置き去りにしたネイマールがペナルティーエリア内左に侵入し、右足のシュートを枠内右に叩き込んだ。

勢いを増すバルセロナは74分、イニエスタが枠を捉えた強烈な一撃を放つも、これはクルトワのセーブに阻まれる。対してシメオネ監督は、A・トゥランをセボジャ・ロドリゲスに代えて中盤を強化した。その後、一方的にペースを握ったバルセロナは85分、FKからメッシが直接ゴールを狙ったが、またもクルトワという壁に跳ね返される。結局、試合は1-1で終了のホイッスル。両チームは今季4度目のドローゲームを演じている。

なおアトレティコホームでのセカンドレグは、9日に行われる。

コメント