UEFAチャンピオンズリーグが現行方式となって以降、クラブ・アトレティコ・マドリーが最高の成績を挙げたのは1996-97シーズンのことだった。今季は再び、そのベスト8進出が目前に迫っている。
「自分だけでなく世界中の人と同じように、僕らには夢がある」とジエゴ・コスタは語った。「夢を見るのは自由なはずさ。(ベスト8進出が)とても難しいことは分かっているけど、一つひとつ試合を片付けていくつもりだ。その先のことは、このラウンドでミランを倒してから考えたい」
アトレティコはジエゴ・コスタの1点を守り抜き、敵地スタディオ・ジュゼッペ・メアッツァでの第1戦に1-0と勝利。ジエゴ・コスタは自身初挑戦となるUCLでここまで4試合に出場し、5ゴールを挙げている。
「いつでも全力でプレーしているよ。僕はどんな試合でも勝利のために戦う選手だからね。負けることが嫌いなので、すべての試合に自分の人生を懸けている」とジエゴ・コスタは続けた。「チームメートから、とりわけチアゴには、チャンピオンズリーグは次元が違う、別の世界だと言われていた。彼らが口にしていた、チャンピオンズリーグでプレーする興奮を早く味わいたくてたまらなかったね。実際にその言葉通りだったよ。大きな感動を味わうことができた。チャンピオンズリーグでプレーすること、そしてこの大会にデビューし、ゴールを決めることはすべての選手の夢だと思う」
ジエゴ・コスタはアトレティコでゴールを量産し、一気に注目を集める存在となった。アトレティコの監督に就任して以来、初経験のUCLでいまだ無敗を保っているディエゴ・シメオネ監督も、このブラジル生まれのスペイン代表FWに高評価を与えている。
「監督は自分にとって大きな存在だ。それは疑う余地がない」とジエゴ・コスタは続けた。「試合を読み、チームに指示を伝える方法に迷いがないんだ。これが最後の一戦という姿勢ですべての試合に臨み、僕らにどうプレーすべきか、どう戦うべきかを教えてくれる。監督のおかげでレベルアップし、気持ちの強さを手に入れたのは僕だけではない。このクラブのすべての選手がそうだと思うよ。物事に真剣に取り組み、戦う気持ちを持つことで、目標が達成されることを監督は示してくれるんだ」
「僕だけでなくどの選手も、戦うことが求められている。しかもクリーンな方法でね。常にトライし、真剣に取り組むこと。汚いやり方は許されない。監督はクリーンに戦えることを僕らに教えてくれたよ」
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