ACミランの主将カカは、19日にホームでクラブ・アトレティコ・マドリーに0-1と競り負けたロッソネーリ(ミランの愛称)が失望していることを認めたものの、敵地スペインで行われるUEFAチャンピオンズリーグ・ベスト16第2戦での逆転突破に自信を持っていると主張。「僕らは偉大なチームを倒さなければならなくなったが、今夜の自分たちのパフォーマンスを振り返れば勝算は十分にある」とUEFA.comに語った。
ミランのFWカカ
もちろん苦々しい気分だよ。内容が本当によかったし、気迫も十分だった。不運なことにどうしてもゴールを奪えなかったね。何度となくチャンスをつくったから残念だけど、マドリードで突破を決める自信はある。
前半のシュートがクロスバーをたたいた場面? あの瞬間は、うまくボールをとらえた感触があったから、決まったと思ったよ。でもバーに嫌われ、その直後に(アンドレア・)ポーリのヘディングシュートもポストにはじかれた。どちらか一つでも決まっていれば、この試合の行方は変わっていたと思う。
GK(ティボー・クルトワ)が素晴らしかったし、アトレティコは非常に強いチームだ。スペイン・リーガでも健闘が光り、バルセロナやレアル・マドリーという突出したチームと首位に並んでいる。今日の彼らは、クオリティーの高いチームだということを証明していたよ。ただし個人的には、まだどちらが勝ち上がってもおかしくない状況だ。とても難しいのは事実だけどね。僕らは敵地マドリードでアトレティコのような偉大なチームを倒さなければならなくなったが、今夜の自分たちのパフォーマンスを振り返れば勝算は十分にある。
ミランのMFアンドレア・ポーリ
チームの誰もが本当にいいプレーをしていたし、一瞬だけ集中力を欠いたことの代償を払わされた。とはいえ、自分たちもうまくできることが分かったし、アトレティコのようなチームと互角に戦えたという手応えがある。今夜の内容は僕らの方がよかったからね。なんとしても次のラウンドに勝ち上がりたいし、だからこそこの結果は腹立たしいよ。マドリードで素晴らしい試合を見せられるよう、この悔しい気持ちを発奮材料にするつもりだ。
僕のヘディングシュートはクルトワにうまくセーブされたけど、チームとしてはゴールを奪うチャンスが何度もあった。僕らはピッチ上でユニットとして見事に機能していたし、失点するまでは相手にほとんどチャンスを与えなかったと思う。少なくとも70分までは速いテンポでプレーできていたね。今は失望しているけど、まだ勝ち上がれると思っているよ。
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