「確かな一歩」を喜ぶシメオネ監督

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ミランのクラレンス・セードルフ監督
うちの選手たちが今夜したことをみんなが見たはずだし、本当に私も誇らしい。残り20分は疲れてしまい、相手のゴールについては、私たちに多少不運な面もあったと言わざるを得ない。バロテッリは試合を追うごとに成長しているが、FW同士が互いに順応し合うには時間がかかる。うちの今の攻撃陣は、まだそれほど一緒にプレーしたことがないんだ。第2戦は厳しいものになるだろう。それは分かっているが、私はあのスタジアムにいい思い出を持っている。

アトレティコを心からリスペクトしているが、私たちならやれる。今夜のサポーターは素晴らしかった。選手の声も聴いたが、彼らも突破できると信じているようだし、私もそう信じている。選手たちは成長しようとしていて、必死で努力している。チームの士気も高まってきているのが分かるんだ。私自身の過去の経験から、チームに士気の高さがあれば、この大会で勝ち進める。ここがすべての出発点だ。今大会ではイタリア勢の最後の砦ということもあるし、第2戦では勝ちたいね。

アトレティコのディエゴ・シメオネ監督
試合の入りはよかった。立ち上がりの10分間はいい時間帯だったし、敵陣でプレーできていた。ところが、ある瞬間からポゼッションを失って、後手に回ってしまったね。それはミランが素晴らしいチームだからで、もう少しで代償を払わされるところだった。

後半は、私たちも立ち直って、より攻撃的になったおかげで、試合の結果を変えることができた。中盤の5人のなかで、マリオ・スアレスの位置を下げたことで、相手の攻撃への対応力が上がったし、後半のほうが運動量も増したはずだ。ミランは両ウイングを駆使した、攻撃的なスタイルで向かってきて、左右どちらからも、どんな相手をも苦しめることができるチームだ。

前半は、うちのGKの出来が肝だった。後半については、ジエゴ・コスタがチャンスを確実に生かして違いを見せてくれたね。(第2戦も)依然として厳しい戦いなのは分かっている。確かな一歩を踏み出したが、ビセンテ・カルデロンでやるべきことはまだまだある。

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