ジエゴ・コスタの終盤のヘディングにより、クラブ・アトレティコ・マドリーが敵地でミランを1-0と退けた。しかし、スペイン勢はこの日のベスト16第1戦の結果について、GKティボ・クルトワと少しの運に感謝すべきだろう。
クラレンス・セードルフ監督は、選手として4度優勝している大会で、指導者としてのデビュー戦を迎えた。ミランは流れのよかった前半に2度も枠に嫌われたが、クルトワのセーブも光った。後半に入ってもゴールは遠かったが、残り7分にジエゴ・コスタが今季のUEFAチャンピオンズリーグ4試合で5点目を奪取。しかし、それ以外に点を取れそうなシーンはなかった。
ディエゴ・シメオネ監督率いるチームが勢いよくスタートし、ミランは守勢に回ったが、すぐに流れを取り戻す。14分、カカが右のエリア端から強烈なシュートを放つも、DFにかすって、クロスバーに嫌われる。直後にもホームのサポーターの歓声が高まるシーンは到来し、アデル・ターラブトの右からのクロスに合わせたアンドレア・ポーリのヘディングが、ゴールネットに吸い込まれそうになる。しかし、ここもクルトワに指先で反応され、ポストの下側に弾かれた。
出場停止でサリー・ムンタリとリッカルド・モントリーボを欠いていたミランは、マッティア・デ・シリオも負傷で失う。それでも、アトレティコは序盤のテンポを取り戻せないまま、再びゴールに近づいたのは、足首のケガを克服して先発したミランのカカだった。マリオ・バロテッリからのヒールパスを受けると、ここはクルトワをかわしたが、シュートはわずかにバーの上へ。ハーフタイム前には、バロテッリが遠めから強烈なシュートを狙ったものの、枠をとらえきれない。
後半の序盤には、ジエゴ・コスタがオーバーヘッドキックを試みるも、枠を外してしまう。一方、エリア付近からのカカのシュートもキーパーを脅かすには至らない。徐々にペースを上げたミランは、右から切れ込んだターラブトが低い弾道のシュートを狙うが、アトレティコのDFに阻まれた。
ミランを0点に抑えてきたアウェーチームは、終盤になって前へ出始める。その効果はすぐに現れ、右からのガビのCKを途中出場していたイニャツィオ・アバーテがクリアしきれなかったところを、至近距離からジエゴ・コスタが頭で沈めた。これでアトレティコがわずかなリードを保って3月11日の第2戦に臨むことになったが、ミランもまだ負けが決まったわけではない。セードルフ監督はもちろん、そのことを分かっているはずだ。
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