アトレティコの隙をうかがうミラン

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ACミランは19日、スペイン・リーガで好調を維持するクラブ・アトレティコ・マドリーを本拠地サン・シーロに迎える。ミランのクラレンス・セードルフ監督は厳しい試合を覚悟する一方で、アトレティコの「隙を突いていきたい」と語った。対するロヒブランコス(アトレティコの愛称)のディエゴ・シメオネ監督は、「欧州屈指の強豪」との難しい勝負を予想しながらも、現役時代にはFCインテル・ミラノでプレーしていただけに、ミランのホームスタジアムを「我が家」のように感じている。

クラレンス・セードルフ監督
チームは戦う準備が整い、士気も高まっている。調子のいいチームが相手だが、我々は意欲に満ちているよ。これまでのハードワークが実を結ぶ機会にあふれた、素晴らしい夜になるだろう。チャンピオンズリーグは特別で、非常に重要な大会だ。イタリアを代表してプレーできることを嬉しく思う。

アトレティコは称賛に値するチームだ。見事に統率が取れている強敵だが、守備に生じる隙を突いていきたい。我々は一致団結してベストを尽くす。チームとして精神的にもいい状態にあるが、このまま謙虚な気持ちで成長し続けなければならない。選手たちの気迫は私にも伝わってきているよ。

(ディエゴ・シメオネ監督の)指導者としての実績を称えたい。明日と次の試合以外で彼の幸運を祈っているよ。とにかく、彼の活躍には私も嬉しくなる。

ディエゴ・シメオネ監督
今回の勝負に過去は関係ない。我々の対戦相手は、チームとしてもクラブとしても欧州屈指の強豪だ。しかし、アトレティコにもカップ戦での素晴らしい実績がある。私の選手たちは明日、クラブ史に新たな1ページを書き加えてくれるものと信じているよ。オープンな試合になるはずだし、何が起こっても不思議ではないと考えている。それ以上は予測することができないね。ミランは最も状態のいい選手を起用してくるだろう。カウンターを得意とし、スペースを突くことに長けたメンバーを並べてくるに違いない。

(サン・シーロは)私にとって我が家のようなものだが、明日は自分がプレーする訳ではない。充実した日々を過ごし、多くの友人に恵まれたこの街には個人的に素晴らしい思い出がある。とりわけ準々決勝進出がかかっていることからも、私の選手たちにとってはファンタスティックな勝負になるだろう。サン・シーロでプレーすることは、どんな選手にとっても素晴らしい体験だからね。私自身はこの試合に集中している。ミランを過小評価してはいないし、自分たちの方がいいチームだということをピッチ上で証明しなければならない。試合に集中し、気持ちの面でも激しくプレーする必要がある。ファンにとっては素晴らしいゲームになるだろう。攻撃的なサッカーを追及するチーム同士なので、うまく守り、失点しないことが重要になる。

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