シメオネ監督、「我々はリーガの優勝候補ではないし、国王杯もレアル・マドリーが優位だ」

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今シーズン初めてリーガ・エスパニョーラで首位に立ったアトレティコ・マドリーは5日、コパ・デル・レイ(スペイン国王杯)準決勝1st Legのレアル・マドリーとの大一番を迎える。

アトレティコ・マドリーにとって今回の“マドリー・ダービー”は、首位浮上の勢いをもって宿敵を撃破したい一戦となる。しかし、前日会見に臨んだディエゴ・シメオネ監督は、自分達が両大会のいずれでも優勝候補ではないことを強調する一方、レアル・マドリーとの準決勝は2nd Legで延長戦やPK戦にもつれ込む接戦になる可能性を指摘した。

「私は自分達がリーガの優勝候補だとは思っていない。我々の指針は黙々と仕事を続けることだ。同様に、今回の準決勝も戦力から見ればレアル・マドリーが優位だ。とはいえ、これはあくまでも理論上の話であり、現実のピッチの上では力通りの結果に終わるとは決まっていない。試合は2試合あるが、そのうち1つは長丁場になる可能性もあるだろう。それゆえ、我々としては状況にしっかりと対応していきたい」

アトレティコ・マドリーは今シーズン、リーガ・エスパニョーラ第7節でレアル・マドリーを1‐0で下し、昨シーズンのコパ・デル・レイ決勝に続き敵地サンティアゴ・ベルナベウで2連勝を飾っている。だがシメオネ監督は、カルロ・アンチェロッティ監督の指導により、ここ数か月間で地力が大きく強化されたレアル・マドリーを十分に警戒した。

「レアル・マドリーは、まだ第7節の時点では新指揮官の下で少ししか試合をこなしていなかったが、そこから大きく向上した。とりわけ1月は猛烈な戦いを展開し、首位とのポイントを大きく詰めた。彼らは今では4‐3‐3というシステムにたどり着き、FW陣のスピードを生かしたカウンターは脅威だ」

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