クルトワの父、バルセロナ移籍を否定「彼らの新守護神はシュテーゲン」

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今シーズン一杯で退団することが確実視されているスペイン代表GKビクトル・バルデスの後任として、アトレティコ・マドリーのベルギー代表GKクルトワに熱視線を送っていると報じられているバルセロナだが、選手本人の家族から移籍の可能性を否定されてしまった。

クルトワの父親であるティエリ氏が3日、ベルギーのラジオ局『RTBF』とのインタビューに応じ、バルセロナの来シーズンの守護神は自分の息子ではなく、同じく獲得の噂が報じられているボルシア・MGのドイツ代表GKテル・シュテーゲンになるとの私見を披露した。

「バルセロナ行きの道は存在しない。メディアはしきりに話し立てているが、私の息子とサインするという話は一切上がっていない。実際、あのクラブとの接触は全くないのだからね。バルセロナのテクニカル・ディレクターは別のGKを選んだようだ。はたから見る限り、彼らの新守護神はテル・シュテーゲンになることだろう」

なお、チェルシーからアトレティコ・マドリーへのローンが3シーズン目を迎えているクルトワだが、UEFA(欧州フットボール連盟)の規約により4シーズン連続のローンは認められていない。この夏の去就が一段と注目を集める中、アトレティコ・マドリーのディエゴ・シメオネ監督は完全移籍を、チェルシーのジョゼ・モウリーニョ監督は復帰を希望する発言をそれぞれ行うなど、両クラブによる駆け引きが既に始まっている。

この状況について質問されたティエリ氏は、「現時点では両クラブ以外のオプションはない」としながらも、チェコ代表GKチェフが君臨するチェルシーへの復帰には難色を示し、アトレティコ・マドリーへの完全移籍が最良の策であるとの意向を匂わせた。

「モウリーニョ監督が戻ってきて欲しいと言っているのだから、まずはチェルシーと交渉することになるだろう。しかし、現時点のチームの正守護神はチェフである一方、息子はもはや控えに甘んじるレベルの選手ではない。もちろん、2人のGKを大会毎に使い分けることで、両者を併用することも可能だろう。しかし、それは我々の望んでいるところではない」

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