謙虚に突破を祝うアトレティコ

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UEFAチャンピオンズリーグ・ベスト16進出を決め、今大会のグループステージで2チームのみとなる全勝をキープしたクラブ・アトレティコ・マドリー。しかしラウール・ガルシア、オリベル・トーレスの両MFは、チームがこれまで積み上げた評価を崩さないために、今後もハードワークを続けていくとUEFA.comに語った。

アトレティコはホームでFKオーストリア・ウィーンに4-0で圧勝し、グループGを難なく突破した。一方、UCL初出場のオーストリア・ウィーンは対照的に、いまだにグループステージでゴールを記録していない。GKハインツ・リントナーは大一番となるFCポルトとの第5節に向け、パフォーマンスを改善しなければならないとチームメートに訴えた。

アトレティコのMFラウール・ガルシア
なによりもまず突破が決まって嬉しい。それが第一の目標だったし、2試合を残して決めたことは喜んでいいと思う。個人的にも自分のプレーには満足しているよ。できるだけ多くの試合に出場し、ベストの力を出しきることはすべての選手の願いだ。自分のポジションが相手のペナルティーエリアに近ければ近いほど、プレーする楽しさも高まっていく。とはいえ、いつも言っているように、それを決めるのは監督で、僕はポジションに関係なくチームの力になりたい。いつでも期待に応えるために全力を尽くしているよ。

今季の僕らは物事がうまく運んでいる。高いレベルでプレーをしているからこそ、自分たちの思い通りのサッカーができている。これからはスペイン・リーガの試合に集中したいね。名声はただ与えられるものではなく、ハードワークの結果として手に入れるものさ。今の僕らは充実した日々を過ごしていて、自分たちのサッカーに多くの敬意を払ってもらえている。この調子を続けていかないとね。

アトレティコのMFオリベル・トーレス
先の目標にとらわれず、一つひとつ試合を戦っていく。それを土台にすることで、このチームは力をつけていると思う。僕らは目の前の試合のことしか考えていないよ。決勝トーナメント進出が決まってとても嬉しいし、これほど早く突破が決まるとは予想していなかった。一歩ずつ前進し、グループステージの全試合で勝利を目指す姿勢を貫いていきたいね。すでに勝ち抜けが決まったとはいえ、次の試合も勝ちにいく。僕らは常に全力でプレーするのさ。

チーム全体がハードワークしている。僕自身は出場機会が多くないかもしれないけど、与えられたチャンスは常に生かしたい。ほかのチームメートも同じさ。あまり先のことは考えたくないんだ。そうすると物事が悪い方向にいくこともあるからね。

オーストリア・ウィーンのGKハインツ・リントナー
試合前には、できるだけコンパクトな布陣で戦うつもりだと言っていた。序盤は前節のアトレティコがやったようにはシュートを撃たせないことを考えた。しかし、今回も早い時間帯にゴールを奪われ、その後に冷静さを欠いてしまったよ。これ以上の大差で負けなくてよかったね。

自分自身のパフォーマンスには満足しているけど、こんな夜にはそれも些細な喜びに過ぎない。アトレティコに2試合合計0-7で敗れたことは大きな問題だ。彼らはテクニックが非常に優れていて、スピードを生かしたダイレクトなサッカーをする。あれほどハイテンポな試合では、互角に戦うことなど不可能に近かった。

僕らはまだ1点も奪っていないので、チームメートとゴールを喜ぶことが個人的な目標になる。FCポルトとの次節では、なんとしても勝たなければいけない。UEFAヨーロッパリーグへの出場権を手に入れたいけど、その目標を達成するには残り試合でパフォーマンスを改善しないとね。

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