UEFAチャンピオンズリーグ・グループGで3戦3勝としたクラブ・アトレティコ・マドリーだが、ジエゴ・コスタとアルダ・トゥランはディエゴ・シメオネ監督の忠告どおり、あまり先のことに思いを巡らすのは危険だと考えている。それでもFKオーストリア・ウィーンに敵地で3-0と勝利したことに満足感を示した。一方、オーストリア・ウィーンの選手たちも完全には落ち込んではおらず、運が足りなかっただけだと振り返った。
アトレティコのFWジエゴ・コスタ
試合開始から相手DFたちにプレスをかけるのが作戦だったが、それが鍵になった。僕の最初のゴールは美しかったね。自分のスピードを生かそうといつも考えているので、今日もボールを受け取ってからそのスピードでマーカーを抜き去った。でも何より大事なのは僕がゴールを決たことではなく、チームが勝ったこと。ゴールを決めればもちろん嬉しいけど、一番大事なのは優勝することだからね。
まだ次のラウンドに進めることが決まったわけではないし、対戦するチームや出場しているチームすべてに敬意を払わないと。1試合ずつ、こなしていくのみだ。チャンピオンズリーグは本当に実力あるチームが出場しているレベルの高い大会だから、ときにプレッシャーを感じるのは当然だよ。
アトレティコのMFアルダ・トゥラン
オーストリアは守備が堅いとてもいいチームで、僕らと似ているところもあるから本当に難しい戦いだった。でも前半はよく戦ったと思う。2点を奪ったあとは少し楽になったよ。うちはテクニックが持ち味のチームだからね。グループを首位通過したいから勝ち点3が必要だった。これがあとあと重要になってくる。
僕らは異なる戦略と使い分けた。ときにカウンター狙い、ときに攻撃的サッカーというようにね。でもすべての試合を決勝だと思って戦うという気持ちだけは変わらない。次の“決勝”は、27日のレアル・ベティス戦だ。僕らはあまり大きなことは言わない。とにかく1試合ずつ、決勝だと思って戦うのみさ。まずはグループを首位で終えたいんだ。その後のことはまだわからないけど、どんなことでも可能だと信じているよ。
オーストリア・ウィーンのFWロマン・キーナスト
僕たちはもっとアグレッシブに戦うべきだったが、相手は何しろワールドクラスのチームだから、そう簡単にはいかない。アトレティコは二度のチャンスで2ゴールを挙げた。本当にいいチームだけれど、僕たちも決して負けていなかったよ。それはプレーに表れていたはずさ。残念ながら、うちには勝利に必要な運がなかった。チャンピオンズリーグでは、何もかもがうまく行かないといけない。これからもハードワークを続ければ、僕たちもさらに成長していけると思う。
オーストリア・ウィーンのMFフロリアン・マダー
これまで対戦した相手のなかで、アトレティコが一番の強敵だった。序盤に立て続けに2失点を喫してしまったけど、アトレティコは質の高さを見せつけ、ボールを動かし続けたね。(0-2の場面での)フィリップ・ホジナーのボレーシュートが、クロスバーを叩いて決まらなかったのは不運だった。あれが入っていれば試合は違った展開になっていたかもしれない。ただ、それでも厳しいことには変わりはなかったけどね。これからの試合では注意力を保ち、失点を防ぎ、攻撃でもとにかく1点を決めるような戦いをしていきたい。どんな試合もキックオフの時点では0-0なのだから、もっといい結果を出せると期待しているよ。
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