チェルシーFWフェルナンド・トーレスが、チャンピオンズリーグ準決勝で対戦する古巣アトレティコ・マドリーについての見解を示している。
22日に行われるファーストレグのアトレティコ戦で、退団後初めてビセンテ・カルデロンのピッチを踏む同クラブのカンテラーノ。スペイン『ムンド』のインタビューに応じた同選手は、カルデロンという熱狂のスタジアムについて次のように語った。
「カルデロンは長い間僕のホームであり続けた。カルデロンがどのような場所かは理解している。10歳のときにはアルバセテを破ってリーガを制覇し、(コパ・デル・レイとの)“ドブレテ(2冠)”を達成した瞬間を見届けた。場所がなくて、階段に座りながらね」
「期待にあふれたこのスタジアムが、一体どういうものであるのかは理解しているよ」
チームメートでもあったディエゴ・シメオネ監督にも言及している。
「彼がアトレティコで成し遂げたことは、どれほど評価しても決して十分ではない。あそこにいた人々は、あれだけ早く偉業を達成できるなんて不可能だと考えていた。彼なしで勝者のチームになることは不可能だった。彼は自身が望むことなく主役となったんだ」
「アトレティコの成功の価値は、犠牲の精神、謙虚さ、チームとしての仕事にある。それらがシメオネという人物によって結集されたんだ。彼はクラブのすべてを団結させたんだよ」
また、アトレティコとの対戦を望んでいなかったことも明かした。
「彼らが王者とならなければ、サッカーは不当なものだよ。僕は各選手、コーチ陣、ファンに大きな喜びを感じている。サッカーは金よりも先に、アトレティコのようなチームが有する価値にチャンスを与えなくてはならない」
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