コパ・デル・レイ決勝が17日に行われ、レアル・マドリーとアトレティコ・マドリーが対戦した。
“マドリー・ダービー”となった決勝は、14分にレアル・マドリーが先制点を奪う。クリスティアーノ・ロナウドが、メスト・エジルの蹴った右CKに打点の高いヘディングで合わせ、ゴールネットを揺らした。
一方、ビハインドを負ったアトレティコ・マドリーも反撃。押し込む展開を見せると、36分にジエゴ・コスタがラダメル・ファルカオのスルーパスでディフェンスラインを抜け出し、シュートを流し込んだ。
試合は振り出しに戻ると、43分にはエジルがポスト直撃のミドルシュートを放ったが、勝ち越し点は生まれずに、前半を折り返した。
後半に入ると、61分にレアル・マドリーに大きなチャンスが訪れた。左サイド深くに侵入したC・ロナウドが折り返すと、ゴール前でカリム・ベンゼマが左足でシュート。ところが、ボールはポストを直撃して、こぼれ球を拾ったエジルのシュートもアトレティコ・マドリーの体を張った守備によって、ゴール寸前でクリアされてしまった。
レアル・マドリーは、68分にもゴール前でFKを得ると、C・ロナウドが低い弾道のシュートで直接狙う。しかし、ボールはまたもポストを叩き、勝ち越しには至らなかった。
互いに追加点を奪えず、1-1のまま90分を迎えると、試合は延長戦に突入。95分にはアトレティコ・マドリーのジエゴ・コスタがGKと一対一となる絶好機を得たが、レアル・マドリーのGKディエゴ・ロペスが好セーブ。しかし、直後の99分に右サイドからのクロスに、ミランダがヘディングで合わせてゴールネットを揺らし、アトレティコ・マドリーが勝ち越しに成功した。
リードを奪ったアトレティコ・マドリーは、GKティボ・クルトワの好守もあり1点差を守り切り、2-1で勝利。1999年10月以来となる“マドリー・ダービー”での白星で、1995-1996シーズン以来、17シーズンぶり10度目のコパ・デル・レイ制覇を果たした。
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