残留争うデポルティーボが、ダービー敗戦のアトレティコを迎える

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 残留争いの中にいるデポルティーボ・ラ・コルーニャは、6試合負け無しと好調を維持。第27節バルセロナ戦で敗戦を喫して以降、セルタ、マジョルカ、サラゴサ、レバンテに4連勝し、アスレティック・ビルバオ、ベティスに引き分けている。現在は勝ち点31の17位。15位オサスナの勝ち点33、16位グラナダの勝ち点32、18位セルタと19位サラゴサはともに勝ち点30、最下位マジョルカの勝ち点28と、このあたりのチームが残留争いに巻き込まれている。この好調を維持し、残り試合に向かっていってほしいところだ。

 デポルティーボ指揮官のフェルナンド・バスケス監督は、「私たちの競争力が奪われないことを望む。対戦相手が誰であろうが、クラブにとっても、チームにとっても、サポーターにとっても一試合一試合がとても重要だ。100パーセントの力で応える」とチームの方向性を話す。そして、「今節はアトレティコ・マドリーが相手だが、試合の主導権を得ることも、ボールを支配することも可能だ。当然走らなければならないし、反撃もしなければならない。相手は長いパスを用いて、私たちを疲れさせることを狙っているので、冷静にディフェンスできることを願う。簡単に勝てる相手ではないからね」と分析し、やる気をみなぎらせた。なお、MFアベル・アギラール、MFピッツィが累積警告により、DFマルチェナ、DFラウレ、DFシルヴィオ、MFサロモンが負傷のため、出場できない見込み。

 一方のアトレティコ・マドリーは前節、2位と3位の対決となったマドリー・ダービーで、ホームで先制点を奪うも1-2と惜敗を喫した。この結果、2位のレアル・マドリーとの勝ち点差は6に開いてしまった。ただ4位レアル・ソシエダとの勝ち点差は10ポイントあるため、来季のチャンピオンズリーグへの出場はほぼ確定とも言える。ただし、今節以降のアトレティコ・マドリーの対戦相手にはバルセロナをはじめ、セルタ、マジョルカ、サラゴサと残留争いのチームが残っているため、全く気を抜けない。

 ディエゴ・シメオネ監督は、「レアル・マドリーとの一戦に触れる気はあまりないよ。もう次の試合へ焦点を合わせているからね。私たちの目標はチャンピオンズリーグ出場だ。この目標に近づくためにラ・コルーニャへ行く。デポルティーボは今、信頼を取り戻しつつある。これがフットボールの基本だ。ブルーノ・ガマ、バレロン、リキはポテンシャルを持っている」と相手を警戒し、次へ目を向けている。シメオネ監督は、累積警告のために出場できないMFコケとFWジエゴ・コスタの代わりに、FWアドリアン・ロペスとMFクリスティアン・ロドリゲスを投入することを明言している。

【予想スタメン】
・デポルティーボ [4-2-3-1]
GK:1.アランスビア
DF:2.マヌエル・パブロ、6.アイタミ、23.カカー、17.アヨセ
MF:4.アレックス、10.フアン・ドミンゲス、16.ブルーノ・ガマ、21.バレロン、18.カムーニャス
FW:11.リキ(25.ネルソン・オリヴェイラ)

・アトレティコ・マドリー [4-3-3]
GK:13.クルトワ
DF:20.、23.、2.ゴディン、3.
MF:8.、4.、14.ガビ
FW:7.、9.ファルカオ、11.

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