アトレティコがモウリーニョ監督のチェルシー行きを心配する理由

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アトレティコ・マドリーが、レアル・マドリーのジョゼ・モウリーニョ監督のチェルシー行きを心配しているという。

 この一見するとおかしな話だが、その背景には確固とした理由があるようで、スペイン紙『AS』によると、それはベルギー代表GKティボ・クルトワの去就にあるとのことだ。アトレティコ・マドリーは現在、入団2年目も抜群の安定感を見せているクルトワのレンタル期間延長を目指しており、移籍元のチェルシーとの話し合いが順調に進んでいる。

 しかし、全てのポジションに複数の一流選手を揃えておきたいモウリーニョ監督がチェルシーの指揮官に就任した場合、ゴールマウスには絶対的守護神のチェコ代表GKペトル・チェフにクルトワを加えた2枚体制を希望し、この交渉が白紙になってしまう可能性があるからだ。

 一方、アトレティコ・マドリーにとっての好材料といえば、選手本人の意思だろう。ベルギー代表において、サンダーランドのGKシモン・ミニョレとのレギュラー争いで優位に立つクルトワだが、2014年のワールドカップ・ブラジル大会に正守護神として出場するにはクラブでの出場機会が必要不可欠となる。それゆえ、シーズン後の去就に関しては、チェフからスタメンの座を奪うのが難しいチェルシーへの復帰ではなく、「自分の家のように居心地がよい」と評するアトレティコ・マドリーでのプレー続行を希望する旨の発言を既に行っている。

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