修正を図るアトレティコが残留争い脱出を狙うグラナダを迎える

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 シーズンも終盤に差し掛かり、勢いが失速しつつあるアトレティコ・マドリー。現在は19勝5分け6敗で勝ち点62の3位につけているものの、前節ヘタフェと引き分けたことで2位レアル・マドリーとの勝ち点差は3ポイントに広がっている。アトレティコ・マドリーはここ5試合で1勝3分け1敗、勝ち星は第28節オサスナに挙げたのみで、3分けはマラガ、バレンシア、ヘタフェ相手、負けはレアル・ソシエダ戦と、決して好調とは言えない結果となっている。

 前節ヘタフェ戦ではMFアルダが負傷ということもあり、、ファルカオ、ジエゴ・コスタという攻撃的布陣で臨んだが、DFゴディン、MFマリオ・スアレスが警告2枚で退場したほか、攻撃陣も結果を残せずスコアレスドローに終わっている。ディエゴ・シメオネ監督は今節に先立ち、「今のチームを強化しながら最後までいくことは確かだ。チャンピオンズリーグ準決勝進出を決めたレアル・マドリーに3ポイント差で追随していることに対して満足しているし、誇りに思う。今現在、フィジカル的にもチームはまとまっているし、何かを失っているわけでもない。目標は昨シーズンのような戦いができるように改善することだ」と、今後への課題と抱負を語った。2位でのシーズン終了を目指すべく、一戦一戦を大事にしていきたいところだ。なお、マリオ・スアーレスは前節退場のため今節は欠場、前節欠場のアルダ、そしてMFティアゴは今節も引き続き欠場するものと見られる。前節退場のゴディンへの1枚目のイエローカードは取り消される模様で、そのため今節は出場可能となりそうだ。

 一方のグラナダは現在7勝7分け18敗の勝ち点28、16位。1つ上をいく15位オサスナは勝ち点31、すぐ下の17位サラゴサは勝ち点27、降格圏ながら好調の18位デポルティーボ・ラ・コルーニャは勝ち点26となっている。グラナダは第23節デポルティーボ戦で勝利を挙げて以来、2分け5敗と7戦勝ち星がなく、今の状態が続くと降格圏へ沈む可能性も十分に考えられる。今節は決して調子がいいとは言えないアトレティコ・マドリーが相手だが、勝ち点を1つでも稼ぎ、踏ん張りを効かせたい。

 前節ベティス戦でゴールを挙げているFWアランダは、「7戦勝利なしだが、下位チームのことは一切見るべきではない。とにかく勝利が必要だし、ビセンテ・カルデロンで勝つことも不可能ではない。フットボールにおいて、不可能は存在しない。今節も、そしてあと8試合の厳しい戦いにも準備をして臨むだけだ」と、今節へ向けて、そして残留へ向けて気迫を見せた。なお、DFシケイラが前節2枚の警告により退場のため今節は欠場予定。

【予想スタメン】
・アトレティコ・マドリー [4-3-3]
GK:13.クルトワ
DF:20.、23.、2.ゴディン、3.
MF:6.、14.、28.サウール
FW:7.、9.ファルカオ、19.ジエゴ・コスタ

・グラナダ[4-4-2]
GK:1.トーニョ
DF:2.ニョム、8.イニゴ・ロペス、5.マインス、16.ブライアン・アングーロ
MF:3.ブラヒミ(28.レシオ)、14.ミケル・リコ、21.フアンマ・オルティス(24.イリネイ)、9.エル・アラビ、10.(22.トルジェ)
FW:7.アランダ

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