アトレティコ移籍を否定するトーレス「今すぐの復帰は非現実的」

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チェルシーのスペイン代表FWフェルナンド・トーレスが、今夏に古巣のアトレティコ・マドリーへの復帰する噂を否定した。スペイン紙『アス』が伝えている。

 トーレスは、「僕はアトレティコが与えてくれた全てに感謝していることを隠したことはない。でも、現実は別のチームに所属しているし、契約があと3年残っている。家へ帰る前に、チェルシーでやり遂げなければいけないことが、まだたくさんある。今すぐアトレティコに復帰することは、現実的じゃないよ」と、アトレティコへの変わらぬ愛情を語りつつ、チェルシーでのプレーに集中していると話した。

 また現在、招集から遠ざかっているスペイン代表については、「目標は、スペイン代表に戻るためにも、チェルシーで活躍することだ。まだ多くの試合が残されていて、2つのトロフィー(FAカップとヨーロッパリーグ)を目指している。もし、全てがうまくいったら、代表への扉が再び開くだろうね。僕は、代表として初めて出場した時のように、まだスペインのためにプレーしたいんだ。スペイン代表での試合がもう終わってしまったなんて考えたくないよ。スペインのために戦う試合がたくさん残されている。またチームメートと一緒にプレーしたいんだ。コンフェデレーションズカップや、その後のワールドカップでね」と、クラブでの活躍を経て、代表復帰することへの強い意欲を口にしている。

 アトレティコの下部組織出身で現在29歳のトーレスは、19歳にしてアトレティコのトップチーム主将となる。その後、2007-08シーズンにリヴァプールへ移籍すると初年度から活躍し、ゴールを量産。2011年1月にチェルシーへ加入したが、同クラブでは目立った活躍ができていない。

 アトレティコは、今夏にコロンビア代表FWラダメル・ファルカオが移籍してしまう可能性があるため、代役としてかつてのエース、トーレス獲得の可能性が噂されている。

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