地に足をつけるバジャドリードがELで敗れたアトレティコを迎える

この記事は約3分で読めます。

バジャドリードは現在8勝6分9敗の勝ち点30、10位。共に2部から昇格したセルタとデポルティーボが降格圏に沈む中、今シーズンは健闘を見せている。とはいえ、11位セビージャ、12位ヘタフェがともに勝ち点29、13位エスパニョールが勝ち点28と下位のチームが迫ってきているだけに気は抜けない。ここ3戦の成績は2分け1敗、ホームでのアスレティック・ビルバオ戦とアウェーでのベティス戦に引き分け、アウェーでのレバンテ戦に敗戦を喫している。ここが踏ん張りどころだ。

 ミロスラフ・ジュキッチ監督は、「プロジェクトは思い描いたように進んでいて、満足している。一番大事なことは一部残留、まずは(残留ラインと言われる勝ち点)45ポイントを稼ぐことだ。そのあとはやってみないとわからない。今節のアトレティコ・マドリー戦は難しい戦いとなるだろう。しかし選手たちは強く立ち向かう。そして信頼関係を築き、戦いに備えている」と落ち着き、内に秘める闘志をにじませた。なお、前節、ルカヴィナに出された2枚のイエローカードのうち、2枚目が取り消される模様。したがって、今節は出場可能となる。セレーノが累積警告で欠場の予定。

 一方のアトレティコ・マドリーは、ついにホームでの不敗神話が崩れ去った。今週木曜日に行われたヨーロッパリーグ決勝トーナメント1回戦ファーストレグでルビン・カザンに0-2と敗戦を喫し、セカンドレグはアトレティコ・マドリーにとって、非常に厳しいものとなってしまった。前節でもラージョ・バジェカーノに敗れており、このままズルズル負けないためにも、緊急対策が必要だ。

 このヨーロッパリーグ敗戦後、ディエゴ・シメオネ監督は「得点機会はたくさんあったが、スピードが足らなかったし、よく守られた。少なくとも同点で終わらせなければならなかったと思う。ディフェンス面において、動きに正確さが足らない。シーズンは長いからそういうこともあるが改善のため、2部練習を行う」と、気を吐いた。今節は、この2つの敗戦に累積警告と出場停止処分のため、全く出場していないFWジエゴ・コスタが復帰予定。暴れてほしいところだ。

【予想スタメン】
・バジャドリード [4-2-3-1]
GK:13.ダニ・エルナンデス
DF:2.ルカヴィナ、6.ヘスース・ルエダ、8.ハビエル・バラハ(7.ネイラ)、24.バレンシアガ
MF:18.アルバロ・ルビオ、16.サストレ、11.ダニエル・ラーション、10.オスカル、15.ブエノ(14.オマール)
FW:9.ハビ・ゲラ

・アトレティコ・マドリー [4-2-3-1]
GK:13.クルトワ
DF:20.、23.、2.ゴディン、3.フィリペ・ルイス
MF:4.(5.チアゴ)、14.、6.、8.(7.アドリアン・ロペス)、11.(10.アルダ)
FW:19.(9.ファルカオ)

コメント