アトレティコが国王杯のリベンジを期すベティスと今季4度目の対戦

この記事は約2分で読めます。

コパ・デル・レイの準々決勝で対戦した両者の再戦が、早くも実現した今節。アトレティコ・マドリーにとっては過密日程で蓄積した疲労との戦い、そしてベティスにはとってリベンジのチャンスとなる。

 これまで驚異的な安定感で勝ち点を重ねてきたアトレティコ・マドリーだが、前節はアウェーでアスレティック・ビルバオに0-3と完敗。16節バルセロナ戦以来となる黒星を喫した。だがこれまで溜めてきた貯金は大きく、4位マラガとはまだ勝点12差ある。直後のコパ・デル・レイ準決勝ではセビージャに2-1と先勝し、まだ3大会全てで優勝の可能性を残している。

 これまで全勝を貫くホームにて再び勝利を目指す今節、ディエゴ・シメオネ監督が心配しているのはFWラダメル・ファルカオの回復だろう。また今節はDFフィリペ・ルイスが出場停止のため、加入したばかりのDFエミリアーノ・インスアがいきなり先発起用される可能性がある。その他は疲労の具合を見ながら適度にローテーションを行うことが予想されるが、ファルカオの不在を補って余りある活躍を見せているFWジエゴ・コスタは先発にせよ途中出場にせよ、攻撃面で鍵となるはずだ。

 対するベティスは前節ラージョ・バジェカーノに0-3と完敗し、2試合続けて勝利を逃した。こちらもコパ・デル・レイを挟んだ連戦の疲労が最大の原因だっただけに、丸一週間の休養を得られた今節は復調に期待がかかる。

 しかも今節はDFマリオ、DFパウロン、MFポスエロ、MFフアン・カルロスらがけがから復帰。新加入のコロンビア人FWパボンもベンチ入りする可能性があり、選手起用に幅が出てきた。今シーズンはリーガ、コパ・デル・レイ合わせて1分2敗と1勝もできていないが、毎試合チャンスは十分に作れている。ゆえに勝負はFWの決定力となることが予想され、現在スペイン人得点王タイのFWルベン・カストロには厳しいマークがつくことになるだろう。

【予想スタメン】
・アトレティコ・マドリー [4-2-3-1]
GK:13.クルトワ
DF:20.、23.、2.ゴディン、22.インスア
MF:5.チアゴ、14.ガビ(4.マリオ・スアレス)、7.(6.コケ)、8.ラウール・ガルシア、11.(10.アルダ)
FW:9.ファルカオ(19.ジエゴ・コスタ)

・ベティス [4-2-3-1]
GK:13.アドリアン・カスティージョ
DF:2.チカ、4.アマージャ、12.パウロン、23.ナチョ
MF:21.カニャス、10.ベニャ、15.キャンベル、14.、17.(27.バディージョ)
FW:24.ルベン・カストロ

コメント