復活をかけるビルバオか、国王杯を主力で戦ったアトレティコか

この記事は約3分で読めます。

昨シーズンの後半途中まで好調をキープしていたアスレティック・ビルバオであるが、現在リーガでは6勝4分10敗の勝ち点22で第14位。今シーズンのビルバオは何とも悲しい結果に終始している。ヨーロッパリーグ決勝まで上り詰め、今節の相手でもあるアトレティコ・マドリーに0‐3といいところなく敗れた。リーガでも終盤に失速し、最終的には10位に終わった。この頃から不協和音を発していた感があり、何とか好調ビルバオを復活させてほしい。

 ここ5試合を見ても第16節アウェーでマジョルカを破って以来、レアル・サラゴサ、レバンテ、ラージョ・バジェカーノに3連敗を喫し、前節ようやくベティス相手に引き分けまで持ち込んだ。期待のスペイン代表MFイケル・ムニアインは、「ロッカールームの雰囲気はとてもいい。選手たちはいい関係ができている。あとは前進あるのみ。僕自身も毎日良くなってきているし、一番調子が良かったときに戻れるようがんばりたい」と、現状打開を狙っている。なお、去就が取りざたされていたスペイン代表FWフェルナンド・ジョレンテは、来シーズンからのユベントスとの契約が発表されている。

 一方、第2位につけ首位バルセロナを追随するアトレティコ・マドリーは、ホームでは全勝を誇るがアウェーでは4勝2分3敗。第18節アウェーでマジョルカに引き分けた後は、前々節サラゴサ、前節レバンテ相手にホームで2連勝を挙げている。今節はその問題のアウェーでの一戦、厳しい戦いが予想される。

 さらに今週木曜日に開催されたコパ・デル・レイ(国王杯)準々決勝セカンドレグ、ベティスのホームに乗り込んだアトレティコ・マドリーはコロンビア代表FWラダメル・ファルカオ、スペイン代表DFフアンフランを除いて、ほぼベストメンバーという布陣。試合は1‐1で引き分けたものの、ファーストレグで勝利を挙げているため準決勝へ駒を進めたが、ほぼベスト布陣であったことにより今節への疲労が懸念される。後半早い段階でスペイン人MFガビをトルコ代表MFエムレ・ベロゾール、後半の前半でブラジル人FWジエゴ・コスタをウルグアイ代表MFクリスティアン・ロドリゲス、後半の終盤トルコ代表MFアルダ・トゥランをスペイン人MFラウール・ガルシアという交代をディエゴ・シメオネ監督は遂行したが、果たして今節にどのような影響を及ぼすか、さらには負傷のファルカオ、累積警告で出場停止となるガビの穴をどう埋めてくるか、シメオネ監督の采配に注目したい。

【予想スタメン】
・アスレティック・ビルバオ[4‐3‐3]
GK:1.イライソス
DF:15.イラオラ、38.ラポルテ、23.エキサ、10.デ・マルコス(3.アウルテネチェ)
MF:18.グルペギ(6.サン・ホセ)、8.イトゥラスペ、21.アンデル・エレーラ、
FW:14.スサエタ、20.アドゥリス、19.ムニアイン

・アトレティコ・マドリー[4‐2‐3‐1]
GK:13.クルトワ
DF:20.(27.ハビ・マンキージョ)、23.、2.ゴディン、3.
MF:5.チアゴ、4.、6.、7.、10.アルダ
FW:19.ジエゴ・コスタ

コメント