アトレティコが再び上昇気流を得られるか、アウェー好調のサラゴサを迎え撃つ

この記事は約3分で読めます。

アトレティコ・マドリーのここ3試合の戦績は1勝1分1敗。第16節アウェーのバルセロナ戦で1‐4の大敗した後、前々節はセルタに辛勝、主力を欠いた前節アウェーのマジョルカ戦は終了間際に同点ゴールを許し、1‐1の引き分け。さらにさかのぼると、直近6試合では2勝1分3敗という結果となる。バルセロナ戦、レアル・マドリー戦を含んだ上、この6戦のうちホーム試合が2戦、アウェーが4戦ということを考えればまだ配慮もできるが、それにしてもリーガではホームで唯一全勝を誇るチームが、アウェーでは4勝2分3敗と結果を残せていない。ちなみにバルセロナはアウェーで唯一全勝を誇っている。

 ヨーロッパリーグ・グループステージ最終節ビクトリア・プルゼニ戦で、ブラジル人FWジエゴ・コスタが試合終了間際に相手選手に頭突きをくらわせ退場、さらに今後のEL4試合に出場停止という制裁が下った。これにより、ELグループステージ6試合中5試合にスタメン出場しているジエゴ・コスタは、EL決勝トーナメントで勝ち進むと必然的にリーガへとまわると考えられる。現にジエゴ・コスタはELグループステージ最終戦後、第15節以来リーガ全試合にスタメン出場を果たしている。ちなみにコロンビア代表FWラダメル・ファルカオはELグループステージ6戦では、1分たりとも出場していない。つまり、今後のリーガもファルカオとジエゴ・コスタのコンビで臨んでくると考えられ、二人のコンビネーションの向上に注目したい。なお、今節はファルカオ、トルコ代表MFアルダ・トゥラン、元ブラジル代表DFミランダが出場停止から明ける。

 一方のレアル・サラゴサは7勝1分10敗の勝ち点22、第13位。11位バジャドリード、12位セビージャとは勝ち点で並び、第14位アスレティック・ビルバオとの差は1となっている。ここ5試合でのリーガの戦績は2勝1分2敗で、今シーズンはホームで3勝6敗、アウェーでは4勝1分4敗とアウェーでいい結果を残している。今節もアウェーだが、強豪アトレティコ・マドリー相手にも結果を残すことができるか。

 今週水曜日に行われたコパ・デル・レイ(国王杯)ベスト16のセカンドレグでレバンテ相手に2‐0で勝利を挙げ、サラゴサは準々決勝進出を決めた。マノーロ・ヒメーネス監督は試合後の会見で、「選手たちに勝てる力があることはわかっていたが、彼ら自身にそれをわかって欲しかった。選手たちは我慢強く戦った。私は満足している。エリア内で決定的な仕事ができたし、スムーズに攻めることができた。でももう頭の中はアトレティコ・マドリー戦へ切りかえている」と、余韻には浸っていない。なお、スペイン人MFホセ・マリーア・モビージャが累積警告のため、出場停止となる。

【予想スタメン】
・アトレティコ・マドリー[4‐4‐2]
GK:13.クルトワ
DF:20.、23.、2.ゴディン、3.
MF:6.(7.アドリアン・ロペス)、14.、4.、10.アルダ
FW:9.ファルカオ、19.

・サラゴサ[4‐2‐3‐1]
GK:1.ロベルト・ヒメーネス
DF:19.サプナル、4.アルバロ・ゴンサレス、16.ローフェンス、21.アブラアム
MF:15.(22.ピンテール)、10.アポーニョ、20.スクリーニ、32.ビクトル・ロドリゲス、11.モンタニェス
FW:9.ポスティガ

コメント