下位脱出を狙うマジョルカ、警告で選手を欠くアトレティコから金星を挙げられるか

この記事は約3分で読めます。

前節、3カ月ぶりに勝利を挙げたマジョルカは現在4勝4分け9敗、勝ち点16の第16位。第15位グラナダとは勝ち点で並び、第17位セルタ、第18位エスパニョールは勝ち点15となっている。ここ3試合を見てみると、第15節はレバンテ相手に0‐4と大敗、前々節はアスレティック・ビルバオ相手に0‐1と2連敗していたが、前節アウェーのベティス戦を2‐1で制し、実に第5節バレンシア戦以来の勝ち星を挙げた。この勝利をきっかけに浮上したいところだ。

 ホアキン・カパロス監督は、「チームの目標は新しい希望に満ちた始動だ。団結、強いやる気と勝者のメンタルを持って動き始める。アトレティコ・マドリーは高いモチベーションを持って上昇しているチームだが、どのチームと当たろうと結果がどうなるかはわからない」と、昨シーズン最終試合で得た結果とともにチーム立て直しを図る。なおセンターバックのブラジル人DFペドロ・ジェロメウが出場停止から明け、スペイン人FWビクトル・カサデススが累積警告により出場停止となる予定だ。

 第2位を維持してウィンターブレイクへ入ったアトレティコ・マドリー。リーガで唯一、リーグ戦ホーム全勝を誇るチームは、アウェーではバルセロナ、レアル・マドリー、バレンシアに敗戦、レバンテを相手に引き分けている。今節はそのアウェーでの戦いとなる。前節はセルタを相手に辛勝したが、トルコ代表MFアルダ・トゥランとコロンビア代表FWラダメル・ファルカオが累積警告、さらに警告2枚で退場となった元ブラジル代表DFミランダが今節は出場停止と、年明け早々から正念場を迎えることとなる。

ディエゴ・シメオネ監督は「長いシーズン、イエローカードというものは選手について回る。来るべきときはいっきに来たほうがいい。そうすれば次は全員揃って、きれいな形で試合に臨める。今月は多くの試合があるから若い選手も試せる。どうやってくれるか見ものだ」と、精神的な余裕を垣間見せた。しかし、取りこぼしは許されない。なお、左サイドバックの元ブラジル代表DFフィリペ・ルイスが全体練習に復帰している。

【予想スタメン】
・マジョルカ [4‐2‐3‐1]
GK:13.アワテ
DF:8.ヌスエ(27.シモ)、16.ヌネス、14.ジェロメウ、17.ビガス
MF:5.ピナ、11.ハビ・マルケス、22.アリスメンディ、9.ジオバニ・ドス・サントス、21.アルファロ(7.ペレイラ)
FW:10.ヘメド

・アトレティコ・マドリー[4‐2‐3‐1]
GK:13.クルトワ
DF:20.フアンフラン、18.、2.ゴディン、3.フィリペ・ルイス(15.ドミンゴ・シスマ)
MF:14.、4.、6.、7.、11.
FW:19.

コメント