ファルカオ、5年契約でモナコへ移籍

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UEFAカップ/UEFAヨーロッパリーグ歴代得点ランキング2位のファルカオが、クラブ・アトレティコ・マドリーからASモナコFCへ移籍した。移籍金は4500万ユーロ(約59億円)と報じられている。

27歳のコロンビア代表FWは、来季からフランス・リーグ1に復帰するモナコと5年契約で合意。同クラブは積極的な補強を進めており、先週にもFCポルト時代のファルカオのチームメートだったジョアン・モウチーニョとハメス・ロドリゲスを計7000万ユーロ(約91億円)で獲得していた。

ファルカオは2012年、モナコの本拠地スタッド・ルイ2世で行われたUEFAスーパーカップに出場し、チェルシーFCを相手にハットトリックを記録している。今回の移籍については、ツイッターで260万人のフォロワーにこう語りかけた。「来季からASモナコの選手になることを報告したい。新たな挑戦が待ちきれないよ。これからも応援をよろしく。アトレティコとロス・コルチョネロス(アトレティコの愛称)のファミリーには心から感謝している。この忘れられない2年間の思い出を大切にしたい」

モナコの公式サイトには、ドミトリ・リボロブレフ会長が次のような声明を発表した。「ラダメル・ファルカオがASモナコFCでのチャレンジを選択してくれたことに大きな喜びを感じている。世界屈指の選手が加わることに誇りを感じるとともに、彼がASMFCにふさわしいステータスを取り戻す力になってくれると確信している」

ファルカオは2009年夏にCAリーベル・プレートからポルトへ加入し、ポルトガル・リーガの51試合で41得点を記録。その2年後にはアトレティコへクラブ史上最高額の4000万ユーロ(現在の換算レートで約52億円)で引き抜かれたが、その名をとどろかせたのは欧州の舞台でだった。

2010-11シーズンのUELでは17ゴールを挙げ、ユルゲン・クリンスマン氏が持っていたUEFAカップ/UEFAヨーロッパリーグのシーズン最多得点記録(15ゴール)を更新。SCブラガを下したダブリンでの決勝でも、試合唯一のゴールを決めてチームに栄冠をもたらした。

その後もUELとは相性がよく、翌シーズンにはアトレティコの一員として12ゴールをマーク。大会史上初の2季連続得点王に輝いた上、アスレティック・クラブに3-0と快勝したブカレストでの決勝では2ゴールを挙げた。

リーグ戦でも昨季は24得点、今季は自己最多の28得点をたたき出しており、5月中旬のスペイン国王杯決勝ではレアル・マドリーCFを倒して優勝に貢献したが、そのタイトルを置き土産にアトレティコを離れることになった。

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