シメオネ新監督のアトレティコか、モリーナ新監督のビジャレアルか

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アトレティコ・マドリーは、現在5勝5分7敗の11位。ヨーロッパリーグで決勝トーナメント進出を果たしているものの、ここ5試合のリーグ戦では1勝1分3敗、コパ・デル・レイでもすでに姿を消していて低迷の一途たどっている。グレゴリオ・マンサーノ監督は昨年末に解任され、アトレティコ・マドリーで現役時代にプレーしたこともあるディエゴ・シメオネ新監督が誕生した。

 ディエゴ・シメオネ新監督の初戦となった第18節は、今シーズンの強豪マラガへ乗り込んだが、0-0のスコアレスドロー。アウェーということも考えれば、まずまずの結果と言える。新監督は木曜日の練習で、トップチーム対Bチームの練習試合を行い、より攻撃的な布陣を試したようだ。右サイドバックには以前からも試合で使われているフアンフラン、そしてアルダ・トゥラン、ジエゴ、、ラダメル・ファルカオが11人に入った。中盤はボランチにチアーゴとガビ、前にアルダとジエゴ、2トップにアドリアン・ロペスとファルカオという布陣。リーグ戦最後の2試合が無得点に終わっているだけに、得点力アップが期待される。なおアルバロ・ドミンゲスとルイス・ペレアが累積警告により今節出場停止となる予定。

 一方のビジャレアルは現在3勝7分7敗、18位。昨シーズンは4位でリーグ戦を終え、チャンピオンズリーグのプレーオフも突破し、本戦に臨んだチームが今シーズンは現在降格圏。厳しい状況に立たされている。アトレティコ・マドリーでサモラ賞を獲得した経緯を持つフランシスコ・モリーナ新監督がどこまで立て直してくるか、その手腕に期待がかかるところだ。

 第18節でホームのエル・マドリガルに強豪バレンシアを迎え撃ったビジャレアルは、前半から調子よく2得点を挙げるも、後半はバレンシアにペースを握られ2-2の引き分け。しかし、現在ケガでリハビリ中のFWジュゼッペ・ロッシは、「バレンシア戦でのビジャレアルは違った。やる気に満ちていて、勝つために泥臭くプレーしていたから、バレンシアのような強豪に引き分けまで持ち込めた。幸運にもリーガ後半戦にはまだ多くの試合が残っている。必ず前進する」と 自身のケガの回復、後半戦への闘志を見せた。新生ビジャレアル、ここからが本番だ。なお、バレンシア戦でのブルーノ・ソリアーノに出された累積5枚目のイエローカードは消される予定。

【予想スタメン】
・アトレティコ・マドリー[4-4-2]
GK:13.ティボ・クルトワ
DF:20.フアンフラン、2.、23.、6.フィリペ・ルイス
MF:5.チアゴ(4.マリオ・スアレス)、14.(12.パウロ・アスンソン)、22.ジエゴ、11.(8.エドゥアルド・サルビオ)
FW:7.、9.ラダメル・ファルカオ

・ビジャレアル [4-4-2]
GK:13.
DF:6.アンヘル・ロペス、2.ゴンサロ・ロドリゲス、12.クリスティアン・サパータ(4.マテオ・ムサッキオ)、3.ジョアン・オリオル
MF:20.ボルハ・バレーロ、19.マルコス・セナ、21.、10.カーニ
FW:9.マルコ・ルベン、7.ニウマール

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