アトレティコ・マドリーがバルサ相手に闘志を見せたラージョを迎え撃つ

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現在4勝4分5敗、暫定10位につけるアトレティコ・マドリー。チームは前節、首都決戦でレアル・マドリー相手に退場者を出すなどし、1-4で大敗した。しかし、現地時間今週水曜日に行われたヨーロッパリーグ・グループステージ第5戦、セルティック・グラスゴーのホームに乗りこんだチームは、先制点を奪うまで試合の主導権を奪えず耐えしのぐ時間帯が続いた。しかし前半30分、CKのクリアボールを拾ったMFアルダ・トゥランのミドルで先制すると、その後は試合の主導権を握り、そのまま逃げ切った。不安のあったDF面においても中盤からの守備がうまく機能し、アウェーで貴重な勝利。この勢いで上昇気流に乗っていきたいところだ。

 翌日木曜日の練習には、アルダが筋肉系違和感のため、アドリアン・ペレスが腹部の不調のため不参加、この2選手はここのところ調子がよかっただけに今節欠くこととなると、またグレゴリオ・マンサーノ監督の頭を悩ませることになりそうだ。なおFWラダメル・ファルカオはセルテック戦途中から出場して復帰しており、MFチアーゴも全体練習に復帰した。

 一方のラージョ・バジェカーノは、現在4勝4分6敗。通常日程のチームより1試合多く試合をこなしているため、暫定順位ではあるが今節の対戦相手のアトレティコ・マドリーの次につける11位だ。

 今週火曜日に前倒しして行われた、第17節バルセロナ戦。アウェーのカンプ・ノウに乗りこんだラージョは、前半開始早々から王者バルセロナを徹底的な前線からのプレッシャーで苦しめる。前半、アレクシス・サンチェスに2点目を奪われるまでは互角の戦いを演じたが、前半終了間際にダビド・ビジャに3点目を奪われ苦しい展開に。結果、4点差での大敗だったが昇格組なのを考えれば、立派とも言える。それは現在の11位という順位があらわしている。

 ホセ・ラモン・サンドバル監督は選手たちの戦いぶりに非常に満足したようでバルセロナ戦後、「私の選手たちを誇りに思う」と感想を述べた。今節、同じくマドリードのアトレティコ相手にどんな戦いを見せるのか。なお、左サイドバックのティトが出場停止から明け、センターバックのジョルディが累積警告のため出場停止となる見込み。

【予想スタメン】
・アトレティコ・マドリー[4‐5‐1]
GK:13.クルトワ
DF:21.ペレア、2.ゴディン、18.(23.ミランダ)、6.
MF:4.マリオ・スアレス(5.チアゴ)、14.、8.サルビオ、22.ジエゴ、11.アルダ(10.レジェス)
FW:7.(9.ファルカオ)

・ラージョ・バジェカーノ[4‐2‐3‐1]
GK:1.コベーニョ
DF:2.ティト、5.アリーバス、4.ラバカ、3.カサード
MF:7.モビージャ、18.ハビ・フエゴ、27.ラス(8.ミチェル)、20.ミチェル 、11.ボテーリョ(10.ピティ)
FW:23.デリバシッチ(9.タムード)

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